三井物産

Mitsui & Co. 商社 東証プライム 証券コード 8031

スタートアップとの関わりの概要

三井物産とスタートアップとの関わりの記録は14件あり、相手は14社である。記録の期間は2020年1月から2026年5月までにわたる。種類別に見ると、提携が8件、出資が3件、共同開発が2件、導入・顧客が1件となっている。三井物産本体が当事者となる協業や実証のほか、子会社のMoon Creative Venturesによる出資、三井物産セキュアディレクションとの共同研究、三井物産プラスチックが加わる共同の取り組み、三井物産デジタル・アセットマネジメントによるサービス導入、三井物産流通グループでの活用事例、三井物産共創基金による助成など、グループ各社や関連組織がそれぞれの形で関わっている。

分野ごとに見ると、まず宇宙の領域がある。国際宇宙ステーション(ISS)の後継機を検討する三井物産の事業に、アストロスケールとElevationSpaceがパートナーとして参画した。日本低軌道社中は商用物資補給船や「日本モジュール」の開発を目指して2024年7月に設立された三井物産の100%子会社で、2026年1月に三菱重工業・三菱電機を引受先とする第三者割当増資を行った。脱炭素の領域では、CO2分離回収技術を持つJCCLとの3社共同の取り組みに三井物産プラスチックが加わり、大気中のCO2を直接回収するDACを開発するPlanet Saversには三井物産共創基金が助成を決めた。AIと最適化の領域では、ALGO ARTISとの化学業界向け生産最適化での協業、トライエッティングとのサプライチェーン最適化の共同実証、ChillStackと三井物産セキュアディレクションによるAIセキュリティの共同研究と研修がある。このほか、エネルギー取引のenechain、契約管理のHubble、採用管理のHERP、メンタルケアのAwarefy、女性向けキャリアスクールのSHE、ペット向けIoTのRABOと関わりがある。

具体的な事例を日付順に挙げる。2020年1月8日、名古屋大学発のトライエッティングが三井物産とサプライチェーン最適化の共同実証実験を始めた。2020年3月19日にはChillStackと三井物産セキュアディレクションがAIを守る技術に関する共同研究を始め、両社はその後、2020年4月のトレーニング、2020年12月のeラーニングサービス、2025年2月のLLMセキュリティのハンズオントレーニングと、共同での講座提供を重ねている。2020年11月13日、enechainは博報堂と三井物産が進める「生活者ドリブン・スマートシティ」にエネルギー分野のパートナーとして加わった。2021年3月30日には三井物産デジタル・アセットマネジメントがHERPの採用管理システム「HERP Hire」を導入した。2021年12月24日、Awarefyは三井物産労働組合との実証実験を始め、2022年5月12日にその結果を発表した。2023年9月14日にアストロスケール、同年9月21日にElevationSpaceが、ISS後継機の検討事業でそれぞれ軌道上サービス、高頻度サンプル回収サービスの検討パートナーとして参画した。2025年1月28日、ALGO ARTISは三井物産と生産最適化ソリューションに関する協業に合意した。2025年2月17日にはMoon Creative VenturesがSHEのシリーズC(17.5億円)で第三者割当増資を引き受け、同年2月21日にはRABOがMoon Creative Venturesとの資本業務提携に合意して「Catlog」の犬専用版の開発に着手した。2025年3月31日にはJCCL、東洋製罐グループホールディングス、三井物産プラスチックの3社がCO2分離回収技術の早期社会実装に向けた取り組みを始めた。

直近1年ほどの関わりとしては、2025年10月3日にSHEのSHEmoneyと三井物産デジタル・アセットマネジメントが女性向けの投資セミナーを共同で開催したこと、2025年12月11日と2026年8月27日、9月7日にChillStackと三井物産セキュアディレクションがAIエージェントやLLMのセキュリティを学ぶトレーニング、eラーニング講座の提供を発表したことがある。2026年1月19日にはHubbleが三井物産流通グループでのグループ5社合併後の契約情報一元管理の活用事例を公開し、2026年5月12日には三井物産共創基金がPlanet Saversへの1億円の助成を決めた。

関わりのあるスタートアップ各社の最近の発表を見ると、資金調達や他の大企業との取引が続いている。ElevationSpaceは2026年6月にシリーズBで総額64億円を調達し、同年9月に三菱重工業とライドシェア打上げ契約を結んだ。ALGO ARTISは2026年6月にシリーズBで15.38億円を調達した。アストロスケールは2026年5月にスカパーJSATと戦略的パートナーシップを締結し、JCCLは2026年8月にコンテナ型CO2回収装置を製品化して大日本印刷から出資を受けた。Planet Saversは2026年8月に環境省SBIRフェーズ3、同年9月に東京都の補助金2件に採択された。HERPは2026年8月にシリーズCで19億円を調達した。

関わりのあるスタートアップのプレスリリース 1,191件をもとに作成。 2026.10.26 更新

スタートアップとの関わり(14件)