入退室管理

Access control system

入退室管理は、出入口や重要な部屋への出入りを規制し、いつ・誰が・どこに出入りしたかを記録・管理する仕組み。

詳細

概要

入退室管理は、建物の出入口や重要な部屋への出入りを規制し、「いつ」「誰が」「どこに」出入りしたかを記録・管理する仕組みです。セコムの説明では、外部からの犯罪だけでなく、内部犯罪への備えとしても位置づけられています。鍵の受け渡しや紙の記録に頼る運用に比べ、権限の変更や履歴の確認を一元的に行える点が特徴です。

仕組み・要点

セコムの製品ページでは、仕組みを認証、履歴、権限設定の三つに分けて説明しています。

  • 認証: ICカード、暗証番号、指の静脈、スマートフォン、QRコードなどの方式があり、操作機器と使える方式はシステムごとに異なります。カードと暗証番号の併用で、不正に取得されたカードの悪用を防げます。
  • 履歴: 誰がいつどのエリアにアクセスしたかを記録します。
  • 権限設定: 権限ごとに入退室を規制でき、1枚のカードに複数の扉の権限を設定できます。高度な機能として、入室履歴がないと退室できないようにするアンチパスバック、2つの扉の同時開放を防ぐインターロック、2名のカードがそろわないと入室できない複数名照合などがあります。

導入の目的は、物理的な不正アクセスの防止、機密情報漏えいの抑止、鍵管理の効率化、施解錠業務の省人化、勤怠管理との連携とされています。

後付けで導入する方式もあります。Photosynthの「Akerun」は、既存の扉に後付けするクラウド型の入退室管理システムで、開き戸、自動ドア、フラッパーゲートなど複数種類の扉に対応するとしています。入退室の記録と権限の管理、ログによる勤怠集計、遠隔解錠、SmartHRなど35社以上のサービスとの連携が案内されています。

市場・制度での位置づけ

入退室管理は、オフィス、工場、データセンター、レンタルオフィスなど、物理的なセキュリティが必要な場所で使われます。顔識別機能付きカメラシステムを防犯目的で使う場合は、個人情報保護委員会が令和5年3月の文書で利用の考え方を示しており、生体情報を使う方式では個人情報の取り扱いにも配慮が必要です。

スタートアップの取り組み

Photosynthは、後付けスマートロックによる入退室管理システム「Akerun」などを開発・運営しています。2014年9月設立で、2021年に上場しました。

セキュアは、入退室管理、監視カメラ、顔認証、映像分析などのセキュリティソリューションを提供し、AI画像認識とセキュリティを組み合わせた統合プラットフォームを展開しています。

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