AI販売エージェント

AI sales agent

営業担当者や販売員が行う顧客探しや接客、提案を、AIが代わりに行うソフトウェア。見込み客のリストアップや営業文の作成、ECでの購入相談への応対などが対象になる。

詳細

概要

AI販売エージェントは、営業担当者や販売員が経験や勘で行ってきた仕事を、AIが担うソフトウェアです。大きく二つの方向があり、一つは企業向けの営業(見込み客を探し、営業文を作る)、もう一つは消費者向けの接客(ECサイトで購入の相談に応じる)です。人手が足りない、売り方が分からない、といった課題への対応として提供されています。

仕組み・要点

Millyの「AIジョー」は、製造業向けの営業エージェント機能です。自社の強みや探している技術をチャットで伝えると、AIが大量のデータから相性の良い企業を抽出します。「5軸加工」や「インコネル」のような加工方法や材質での絞り込みに対応し、相手企業の設備情報と自社の強みを組み合わせて、企業ごとに個別化した営業メールを生成します。スマートフォンからワンタップで送れるとされています。

S-CANVASの「nattoku.ai」は、EC事業者向けのAI販売エージェントで、ECサイトのURLを入力するだけで使えます。販売員の思考過程を「発見・整理・提案・納得・信頼」の5段階で整理し、数百以上の販売分岐のロジックを組み込んで、顧客の状況や迷いの種類に応じて問いかけの順序を変えます。購入をためらう理由の把握や、顧客が自ら語る情報(ゼロパーティデータ)の蓄積も設計に含まれます。

市場・事例

nattoku.aiの発表では、国内EC市場は22兆円を超え、平均CVRは1〜3%、カゴ落ち率は70〜85%とされます。実店舗で販売員が接客した場合のCVRは約20%(日本トータルテレマーケティング調べ)と説明されています。AIジョーは、2026年3月の本格始動から3か月で導入230社を超えたと発表されています。これらの数値は各社の発表によるもので、第三者による検証は示されていません。

スタートアップの取り組み

MILLYは、中小製造業の受発注やパートナーとのやり取りをFAXや電話からスマートフォンへ移す協働受注アプリ「Milly」を提供しています。AI営業エージェント機能「AIジョー」の本格始動(発表、2026年3月)と、導入230社の突破(発表、2026年6月)を発表しています。

S-CANVASは、LINE上で間取りやイメージ、予算を入力すると生成AIが家具・インテリアを提案する「SELECTION」を運営しています。EC事業者向けのAI販売エージェント「nattoku.ai」を正式リリースしました(発表、2026年2月)。

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