アンバサダーマーケティング

Ambassador marketing

自社の商品やサービスのファンや利用者を公式のアンバサダーとして迎え、一定期間、SNSや口コミサイトで継続的に発信してもらうマーケティング手法。依頼に基づく発信は広告表示の規制の対象になりうる。

詳細

概要

アンバサダーマーケティングは、ブランドの商品を日常的に使う人を「アンバサダー」として迎え、SNSや口コミサイトでの発信を続けてもらう手法です。単発の投稿を依頼するのではなく、一定の期間、関係を結んで発信してもらう点に特徴があります。

仕組み

  • 募集と選考: 応募制で、フォロワー数だけでなく、ブランドとの親和性や発信の質を見て選ぶ例があります。
  • 活動: 商品を日常的に使い、SNSなどで感想を発信します。口コミサイトへの投稿や、欲しい商品のリスト作成を求める設計もあります。
  • 発信の目的: THE RICHの発表では、ファンとしての「等身大の言葉」でブランドの世界観を伝えることが目的とされています。

制度上の留意点

消費者庁によると、令和5年10月1日から、広告であるのに広告であることを隠した表示(いわゆるステルスマーケティング)は景品表示法違反となります。対象は、一般消費者が事業者の表示であると判別することが困難な表示で、SNS投稿やレビュー投稿を含みます。企業が第三者に依頼・指示した広告も含まれ、規制の対象は商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。アンバサダーの発信が企業の依頼に基づくものである場合は、広告であることが分かるようにする運用が必要です。

スタートアップの取り組み

  • THE RICHは、シルクを軸にしたヘアケアブランド「SILK THE RICH」を展開しています。第1期「公式アンバサダー」としてインフルエンサー23名が2026年6月1日から11月30日までの半年間、ヘアケア・ボディケアを日常的に使い、SNSで魅力を発信すると発表しました。選考では、フォロワーとの関係性、美容分野での発信力、ブランドとの親和性を重視したとしています(発表、2026年6月)。
  • BEFFYは、ベビーグッズの口コミサイト「Babiew」で、妊娠中または0歳児の保護者を対象にアンバサダー「Special Babiewer」第2期の募集を開始しました。使ったベビーグッズの口コミ投稿、商品リストの作成、SNSでの共有が活動内容です(発表、2024年7月)。

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