AMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業

AMED drug discovery venture ecosystem program

日本医療研究開発機構(AMED)が、認定ベンチャーキャピタルの出資を受けた創薬ベンチャーに、開発費の最大3分の2を補助する事業。日本の創薬ベンチャーの基盤強化が目的。

詳細

概要

創薬ベンチャーエコシステム強化事業は、日本医療研究開発機構(AMED)が実施する公募事業です。創薬ベンチャーの開発資金を確保しやすくし、日本の創薬ベンチャーエコシステム全体の底上げを図ることを目的としています。日本国内だけでなく、海外市場での事業化計画も支援します。

対象と補助の内容

対象は、非臨床試験、第1相・第2相臨床試験、探索的臨床試験の段階にある医薬品等(再生医療等製品を含む)の革新的な技術開発を行う創薬ベンチャーです。最終開発候補品が決まっていなくても、候補品を決めるための非臨床試験を含む提案を受け付けます。公募は次の二つに分かれます。

  1. 感染症のワクチン・治療薬の開発
  2. 感染症以外の疾患に対する医薬品等の開発

AMEDは補助対象経費の2/3を上限に補助金を交付します。1課題あたりの補助対象経費は総額100億円までです(上限を超える提案も可能)。

認定VCの仕組み

この事業では、創薬に特化したハンズオン支援を行うベンチャーキャピタルを「認定VC」として認定します。創薬ベンチャーは、リードを含む認定VCから補助対象経費の1/3以上の出資を受けていること(または受けることが決定していること)が応募の要件です。2/3は補助率、1/3は認定VCの出資要件で、別の数値です。そのほか、未上場の民間企業で、日本に登記され国内に事業活動の拠点があることなどが共通の要件です。

スタートアップの取り組み

オプティアム・バイオテクノロジーズは、愛媛県東温市で、独自のEumbody System技術を用いたがん領域のCAR-T細胞療法を開発しています。「再発性膠芽腫の腫瘍細胞及び腫瘍微小環境を標的とする抗FAPα CAR-T細胞の開発」が本事業に採択されたと発表しました(発表、2025年3月)。

サーブ・バイオファーマは、がん細胞でのみ増殖・殺傷する設計の腫瘍溶解性ウイルス「Surv.m-CRA」シリーズを開発する鹿児島大学発の企業です。本事業の第10回公募に採択されました(発表、2025年12月)。

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