バイオ燃料
Biofuel
詳細
概要
バイオ燃料は、動植物に由来する有機物であるバイオマスを原料として作る燃料です。化石燃料の代わりに使うことで、脱炭素やエネルギー自給率の向上につながると期待されています。航空分野では、持続可能な航空燃料(SAF)としての利用も進められています。
仕組み・要点
農林水産省のバイオマス関連のページは、バイオマスを製品やエネルギーに利用することが、農山漁村の活性化、地球温暖化の防止、循環型社会の形成に役立つと位置づけています。同ページでは、バイオマス活用推進基本法とその基本計画、バイオマス産業都市の選定と支援、農林漁業バイオ燃料法(固定資産税の特例などの支援措置を定める)が紹介されています。また、使用済みの食用油を回収し、国産SAFの原料とする取り組みも載っています。
原料には、廃食用油、微細藻類、昆虫由来の油脂などがあります。スーパーワームの発表では、従来の廃食用油を利用した燃料と比べ、環境負荷が低く安定した生産が可能だと同社は説明していますが、根拠となるデータは示されていません。
市場・制度での位置づけ
国内では、農林漁業を含むバイオマス全体の利用促進の枠組みの中でバイオ燃料が位置づけられています。ユーグレナは2018年に「GREEN OIL JAPAN」を宣言し、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指すとしています。同社の公式サイトによれば、2022年11月14日に政府専用機へ国産SAF「サステオ」を初めて給油しました。
スタートアップの取り組み
スーパーワームは、昆虫のスーパーワームを使い、有機廃棄物を餌にして昆虫由来のタンパク質とバイオ燃料を開発する、2023年設立の会社です。2025年3月に、スーパーワーム由来の油を原料としたバイオ燃料の試験製造に成功したと発表しました(発表、2025年3月)。商業生産は2025年度を目途に目指すとしています。2024年10月にはエネルギア株式会社と連携し、令和6年度「脱炭素化技術研究開発支援事業」に共同採択されました(発表、2024年10月)。
ユーグレナは、ミドリムシなどの微細藻類の研究開発・生産・販売を行い、ヘルスケア製品、バイオ燃料、農業関連事業などを展開しています。2005年8月に設立され、東京証券取引所プライム市場に上場しています。バイオ燃料「サステオ」を展開しています。