キャッシュレス決済

Cashless payment

現金を使わずに、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済などで支払う方法。日本政府は決済比率を2025年までに4割程度、将来的に80%とする目標を掲げてきた。

詳細

概要

キャッシュレス決済は、紙幣や硬貨を使わずに支払いを済ませる方法の総称です。経済産業省キャッシュレス推進室の資料では、主な手段を支払いのタイミングで「前払い」「即時払い」「後払い」に分けています。前払いは事前に入金した範囲内で使うため、使いすぎの防止や残高管理がしやすいとされます。コード決済には前払い方式のほか、クレジットカードと紐づける後払い方式もあります。

仕組みと手段

手段としては、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済が挙げられます。比率の算出では、これらの支払額の合計を民間最終消費支出で割ります。分子の出典は、クレジットは日本クレジット協会、デビットと電子マネーは日本銀行の統計、コード決済はキャッシュレス推進協議会の調査です。

政策上の位置づけ

2018年4月に策定された「キャッシュレス・ビジョン」は、大阪・関西万博が開かれる2025年に向けて、決済比率40%の目標を前倒しすると宣言し、さらに将来的には世界最高水準の80%を目指すとしました。2019年6月21日の成長戦略フォローアップ(閣議決定)にも、2025年6月までに比率を倍増して4割程度とする方針が盛り込まれています。

資料では、比率は2022年に36%まで伸びたとされています。総務省の令和7年版情報通信白書は、経済産業省の調査を引いて2024年の比率を42.8%としています。

キャッシュレス推進の意義として、消費者の利便性向上、現金決済に関わるインフラコストの削減、業務効率化と人手不足への対応、公衆衛生上の安心、現金の保有や取引の機会が減ることによる不正・犯罪の抑止が挙げられています。一方、利用をためらう要因には、使いすぎやセキュリティへの不安があるとされています。

スタートアップの取り組み

  • STORESは、中小規模の店舗向けに、ネットショップ、POSレジ、キャッシュレス決済、予約などのサービスを提供しています。
  • スナックテクノロジーズは、スナック店舗の運営をデジタル化する「スナテク」で、会計・決済のキャッシュレス化、顧客・来店管理、領収書の自動発行などに対応しています。
  • エンペイは、集金業務のキャッシュレス化とDXを実現するSaaS「enpay」と、振替集金「koufuri+」を提供しています。

一次情報