サーキュラーコマース

Circular commerce

リユース、回収、再流通、買取保証などを販売の仕組みに組み込み、商品を繰り返し使う形に変える商取引。循環経済の考え方を、物を売買する商取引の側から実現しようとするもの。

詳細

概要

サーキュラーコマースは、循環経済(サーキュラーエコノミー)の考え方を、物を売買する商取引に取り入れたものを指す言葉です。公的に定まった定義は確認できなかったため、ここでは国の循環経済政策とリユースの公式資料をもとに説明します。

2024年12月に循環経済に関する関係閣僚会議が決定した「循環経済への移行加速化パッケージ」は、循環経済への移行を、廃棄物等を資源として有効に活用し、付加価値を生み出し、新たな成長につながるものと位置づけています。

仕組みの要素

環境省は、リユースを「使用しなくなった物のうち有用なものを製品としてそのまま使用すること、または他の製品の一部として使用すること」と定義しています。3R(リデュース・リユース・リサイクル)のうち、リユースはリデュースに次いで優先順位が高く、製品の使用期間を延ばして廃棄物の発生を抑える取り組みです。商取引の側では、不要品の回収、仕分け、再販、買取りの保証といった流れを販売の仕組みに組み込むことになります。

市場と制度

環境省によると、国内のリユース市場規模は2024年に一般消費者の最終需要ベースで3兆4,986億円です。2012年の3兆1,047億円から年々増えています。環境省のロードマップ(令和8年3月)は、2030年にリユース市場規模を4.6兆円(現状比32%増)、生活者のリユース実施率を50%(現状40.8%)とする目標を掲げています。

スタートアップの取り組み

リベロントは、購入時に最大90%の再販価値を事前に保証する「バイバック保証」を、ECに組み込める形で提供しています。寺田倉庫のスタートアップ支援事業「Creation Camp TENNOZ」に採択されました(発表、2025年7月)。循環型購買アプリ「spixn」を開発中です。

ecommitは、不要品を回収・仕分けして国内7か所の循環センターから再流通させるリユース・リサイクル事業を行っています。回収BOX「PASSTO」と、リユース・リサイクル率やCO2削減量を追跡するトレーサビリティシステムも開発しています。

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