競技プログラミング
Competitive programming
与えられた問題を、制限時間内にプログラムで解いて得点や順位を競う競技。日本ではAtCoderが開く大会が知られ、正解を求める形式と、良い解を探すヒューリスティック形式がある。
詳細
概要
競技プログラミングは、課題が与えられ、参加者がプログラムを書いて解き、正しさや得点、速さで順位を競う競技です。AtCoder株式会社が運営するサイトでは、ABC、ARC、AGCといったアルゴリズム系のコンテストと、AHC(AtCoder Heuristic Contest)と呼ばれるヒューリスティック系のコンテストが開かれ、それぞれ別のレーティングで成績が管理されています。
仕組み
- アルゴリズム系: 正解を出すことが前提で、AtCoderのサイトではABCの一例が制限時間100分と表示されています。
- ヒューリスティック系: 最適解を出すのが難しい問題に対し、できるだけ良い解を作る形式です。THIRDの発表では、物流、製造、AI、建物管理などで使われる探索・最適化の技術が競われると説明されています。
- 運営: 個人戦が基本で、順位は得点で決まります。AHCの一例(THIRD Programming Contest 2026)は2026年2月13日から23日までの期間で、終了後に追加の入力を用いたシステムテストで最終順位が決まります。
- 決勝大会: AtCoder World Tour Finals 2026 Heuristicは2026年7月7日・8日に開催され、世界から12名が招待されました。OpenAIのAIシステムがエキシビションとして参加し、人間の競技者を上回るスコアを記録したことも発表されています。
産業との関わり
ALGO ARTISの発表では、競技で培ったアルゴリズム設計力を、エネルギー、物流、製造、運輸の計画業務の最適化に生かしているとされています。また、THIRDのように、企業がAtCoder上でコンテストを主催する例もあります。
スタートアップの取り組み
- THIRDは、不動産・建築業界向けのAIを開発する企業です。AI開発部のエンジニアがAtCoder World Tour Finals 2026 Heuristicで世界1位になったと発表しました(発表、2026年7月)。また、AtCoder上で「THIRD プログラミングコンテスト2026」を2026年2月に開催すると発表しています(発表、2026年1月)。
- ALGO ARTISは、AIとアルゴリズムで計画業務を自動化する「OPTIUM」シリーズなどを提供しています。同大会で社員が3位に入ったと発表し、社員に定期的なコンテスト参加を推奨して、そこで培った設計力を社会課題の解決に生かしているとしています(発表、2026年7月)。