建設テック
Construction tech market
建設の見積もり、部材の調達、機械の手配、現場の点検などをソフトウェアやAIで効率化する分野。人手不足と高齢化を背景に、国も現場の省人化を進めている。国土交通省は2040年度までに現場の省人化を3割進める目標を掲げる。
詳細
概要
建設テックは、設計、積算、部材の調達、施工、機械の手配、点検といった建設業の業務にソフトウェアやAIを使う分野です。建設業は、技能者の高齢化や時間外労働の規制など、人手と時間の制約が大きいため、業務のデジタル化が課題になっています。
国の動き
国土交通省は2024年4月16日に「i-Construction 2.0」を策定しました。2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割進める(生産性を1.5倍にする)ことを目標に、「施工のオートメーション化」「データ連携のオートメーション化」「施工管理のオートメーション化」を3本の柱としています。人口減少が続く中で、インフラの整備と維持管理を持続的に行うための取り組みと説明されています。
要点
- 積算: 工事費用を見積もる作業をAIで自動化する。
- 部材の調達: 一品一様になりがちな建設部材の設計データを自動生成し、半量産・カスタマイズ品として供給する。
- 機械の手配と点検: 建設機械のレンタル注文をオンライン化し、始業前点検などの点検表をペーパーレス化する。
スタートアップの取り組み
- H2Corporationは、積算業務を自動化する「AI積算」を提供し、「BuiltWorlds Tokyo 2024」のスタートアップ・コンペで1位を受賞しました(発表、2024年10月)。
- BALLASは、建設部材の調達サービスを手がけ、建設業法に基づく建設業許可を取得しました。設計データの自動生成などのソフトウェア技術で、一品一様の建設部材を半量産・カスタマイズ品として位置づけ直すとしています(発表、2025年2月)。発表では、60歳以上の技能者が全体の26%にあたる約80万人とされています。
- SORABITOは、建設機械レンタル会社向けの「i-Rentalシリーズ」や、建設会社向けの点検表ペーパーレス化サービス「GENBAx点検」を提供し、建設テック領域のスタートアップによる合同採用イベントを主催しました(発表、2026年4月)。
- VUILDは、「EMARF(エマーフ)」をサービスに持つ建築スタートアップです。