ドローンショー
Drone show
LEDなどを搭載した多数のドローンを同時に飛行させ、夜空に図柄やアニメーションを描く演出。花火大会や商業イベントで行われ、飛行には航空法上の許可・承認が関わる。
詳細
概要
ドローンショーは、光る多数の無人航空機(ドローン)を事前に作った飛行計画に沿って同時に飛ばし、夜空に文字や図柄、アニメーションを描く演出です。花火大会やイベントの演出として、数百機から千機規模で行われる例が、事業者の発表に見られます。
仕組みと制度
多数の機体を決められた位置に飛ばして光らせるため、機体の運用には飛行計画の作成と、安全に飛行させる管理が欠かせません。国内での飛行には、航空法に基づくルールが関わります。国土交通省の資料では、空港等の周辺の上空や、人や家屋が密集している地域の上空を飛行させる場合は国土交通大臣の「許可」、夜間の飛行や目視外の飛行は同大臣の「承認」が必要とされています。ドローンショーは夜間に行われることが多いため、こうした承認の手続が関係します(イベント上空などの扱いは国土交通省の別ページで定められており、実施にあたっては最新の案内を確認する必要があります)。
国土交通省の無人航空機の飛行ルールのページには、一人の操縦者が多数の機体を同時に運航するための指針として、多数機同時運航に関するガイドラインの第2版が2026年6月2日に出されたことも記されています。
市場と用途
事業者の発表からは、次のような用途が確認できます。
- 地域の花火大会でのプログラムの一部としての演出(埼玉県鴻巣市の花火大会で900機)。
- 商業施設や公園で複数日にわたって開催する大型イベント(東京・お台場で1,000機、全8日間)。
- 自社保有の機体で地域の歴史や文化を夜空に描く企画・制作・運営。
スタートアップの取り組み
- ULTRAPLANETは、株式会社ドローンショー・ジャパンとともに、お台場海浜公園で大型ドローンショー「ODAIBA DRONE SHOW 2026」を実行委員会として主催しました。1,000機のドローンが「Pixel Moon」を描く内容で、2026年9月4日から6日、18日から22日の計8日間、観覧は無料です(発表、2026年8月。開催報告は発表、2026年9月)。
- レッドクリフは、2026年10月10日に埼玉県鴻巣市の糠田運動場および荒川河川敷で開催された「第23回こうのす花火大会」で、900機のドローンショーを約15分間実施しました。ショーの後には約2万発の花火が打ち上げられます(発表、2026年10月)。また、249gの超軽量ドローンショー機体「EMO MINI-JP」の国内展開に向けた事前登録受付を始めています(発表、2026年9月)。
- White Crowは、ドローンショーの企画・制作・運営を行い、自社保有の機体で地域の歴史や文化を夜空に描いています。2024年6月設立です。