給付型奨学金

Grant-type scholarship

返済を求められない形で学費や生活費を支援する奨学金。日本学生支援機構(JASSO)の給付奨学金のほか、企業や基金、自治体などが運営するものがある。国の制度のほか、企業・基金などの民間奨学金も多い。

詳細

概要

給付型奨学金は、貸与型のように返すことを前提とせず、学生に学資を給付する奨学金です。ガクシーの発表では「返済の必要がないもらえる奨学金」と説明されています(発表、2025年2月)。経済的な理由で修学が難しい学生の学びを支える手段として使われます。

仕組み・要点

日本学生支援機構(JASSO)は、経済的理由で修学が困難な優れた学生等に学資の貸与と給付を行っていると案内しています。給付奨学金に関するページでは、支援区分の見直しや適格認定といった手続きが示されており、採用後も家計の状況などに応じて支援区分が見直される仕組みであることがうかがえます。また、給付奨学金の返還が必要となった人への通知も掲載されており、給付を受けた後でも返還が生じる場合があります。

国の修学支援では、「大学等における修学の支援に関する法律」(令和元年法律第8号)があります。この法律は、多数の子を扶養する家庭などの教育費負担の一部を社会全体で負担し、これらの家庭の学生について授業料と入学金の減免を行うことを目的としています。対象の大学等は、教育の実施体制や経営基盤が文部科学省令の基準に適合していると確認を受けたものに限られます。同法第15条は、収入が低い層への授業料等の減免を、日本学生支援機構法に基づく学資の支給と合わせて、修学にかかる費用への総合的な支援になるよう国が配慮することを定めています。

民間・団体の奨学金

国の制度のほかに、企業、財団、大学、自治体などが独自に給付型奨学金を設けています。ガクシーの発表では、紹介対象を選ぶ際に、国内で利用できること、地域の制限が緩やかなこと、学校指定がないか対象校が多いこと、家庭の所得や成績による応募制限がないことを条件にしたと説明されています。タイプとしては、総額100万円以上の大型、100万円未満の小型、就活生向け、新入生向け、在校生向けなどに分けて紹介されています。申込期間が短いことが多いため、各運営団体のサイトで最新の募集情報を確認するよう案内されています。

スタートアップの取り組み

  • ガクシーは奨学金プラットフォームを運営しています。2026年4月には、三菱UFJ信託銀行と共同で進める給付型奨学金ファンド「サステナブル奨学金」について、運用益が確定し、約40名を対象に初回奨学生の募集を開始すると発表しました。寄附金を信託銀行が運用し、その運用益を奨学金の原資とする仕組みです(発表、2026年4月)。
  • RyuLogは、企業出資による返済不要の奨学金プログラムを集めた留学特化のプラットフォーム「スカラシップパートナーズ」を運営しています。

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