訪問看護

Home-visit nursing

看護師などが利用者の自宅を訪問して看護を提供する仕組み。訪問看護ステーションが運営し、記録書や報告書、計画書、シフト調整、レセプトなど事務業務が多いため、AIによる効率化が進む。

詳細

概要

訪問看護は、看護師などが利用者の自宅を訪れて看護を行うサービスです。提供の拠点は訪問看護ステーションで、日々の訪問に加えて、訪問の記録、月次の報告書や計画書の作成、請求のためのレセプト業務など、多くの事務作業が発生します。人手に限りがある事業所では、この事務負担が課題になります。以下は事業者の発表にある範囲の整理で、制度の詳細や統計は、ここでは扱っていません。

事務業務の中身

クラシテクの発表から読み取れる、ステーションの主な事務は次のとおりです。

  • 記録書Ⅱ: 訪問ごとの記録です。
  • 月次報告書と計画書: 記録書Ⅱをもとに作成します。
  • レセプト関連: 月初のレセプトや、実績票のFAX・郵送などです。
  • シフトとスケジュール: 訪問場所、看護師の勤怠、移動時間、利用者と看護師の組み合わせを考慮して組みます。
  • 経営分析: 稼働率、一人あたり訪問件数、非稼働時間などです。

AIによる効率化

事業者の発表では、これらの業務をAIエージェントで支援する動きが示されています。具体的には、請求ソフト(カイポケやiBowなど)にある記録書Ⅱや前月の報告書を読み取って下書きを作る、音声入力で記録を作る、勤怠や移動時間を踏まえてシフトを組む、といった機能です。こうした効果は事業者の説明であり、第三者による検証結果は発表に記載されていません。

スタートアップの取り組み

クラシテクは、訪問看護ステーション向けのAIエージェント「ホウカンAIオペ」を提供しています。2026年5月には新機能「AIシフト作成」「スケジュール管理」「空き時間検索」の提供を開始しました。料金は、シフト関連機能で利用者1名あたり月額400円(税抜)、初期費用・固定費・契約期間の縛りなしとされています。100を超える訪問看護ステーションで導入されているとのことです(発表、2026年5月)。2026年9月には、「SHISHIホウカン」の報告書作成機能を更新し、チャットで「今月の報告書を作って」のように依頼すると下書きを作成し、チャットまたは画面上で修正して請求ソフトに保存できるようにしました。修正の指示は記憶され、次回以降に繰り返さなくて済むとしています(発表、2026年9月)。

CareMakerは、AIで訪問のスケジュール調整を自動化する、訪問看護・訪問介護向けSaaSを提供しています。

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