IDaaS

Identity as a Service (IDaaS)

ID認証、シングルサインオン、アクセス制御などの認証基盤をクラウドサービスとして提供するもの。複数のSaaSの利用者IDをまとめて管理し、安全性と利便性を両立させる。

詳細

概要

IDaaS(Identity as a Service)は、ID認証、パスワード管理、シングルサインオン(SSO)、アクセス制御といった認証・ID管理の機能をクラウドサービスとして提供するものです。エメラダのリリースでは、IdP(認証情報の提供者)の機能をクラウドで提供するサービスの総称として説明されています。解こうとしている課題は、利用するSaaSが増えるほどIDとパスワードが分散し、管理と安全性の確保が難しくなることです。

仕組み・要点

事業者の発表から読み取れる要点は次のとおりです。

  • 認証情報の一元管理: ユーザーのIDと認証情報を一か所で管理し、複数のサービスのアクセスを制御します。
  • シングルサインオン: 一度の認証で複数の外部サービスを利用でき、利便性が上がります。
  • 強固な認証: 多要素認証や、状況に応じて認証の強さを変えるリスクベース認証を実装するサービスがあります。
  • ログの活用: IDaaSが持つユーザー情報とアクセスログを、他のセキュリティ製品へ渡して分析に使う連携があります。

産業での位置づけ

スカイゲートテクノロジズのリリースでは、HENNGEの「HENNGE One」がIDaaSに該当し、ITRの調査でIDaaS市場の売上シェア1位が2021年度から2024年度(予測)まで4年連続と記載されています。ゼロトラストの運用には、ユーザー情報とアクセス情報の活用が必要とされ、IDaaSがその供給源になります。

スタートアップの取り組み

  • エメラダ: 金融機関向けの統合プラットフォームを提供する同社が、IdP/IDaaS「エメラダID」をリリースしました。多要素認証とリスクベース認証を実装し、シングルサインオンで外部サービスとの連携を進めます。同社のサービスを利用する顧客向けで、単体提供ではありません(発表、2024年10月)。
  • スカイゲートテクノロジズ: SASE・SIEM・UEBA領域のセキュリティ製品「Cygiene」を、HENNGEの「HENNGE One Identity Edition」とAPIで連携させました。HENNGE Oneが管理するユーザー情報とアクセスログを、1回の設定でCygieneへ自動送信できます(発表、2025年6月)。

一次情報