探究学習
Inquiry-based learning
生徒が自ら課題を立て、情報を集め、整理・分析し、まとめ・表現する一連の学習。高等学校では「総合的な探究の時間」として学習指導要領に位置づけられている。
詳細
概要
探究学習は、実社会や実生活の中から問いを見いだし、自分で課題を立てて解決していく学習です。文部科学省の高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説では、高等学校の「総合的な探究の時間」の目標を、探究の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成することとしています。
仕組み
目標の3つの柱
解説書は、目標を次の3つで構成しています。
- 探究の過程において、課題の発見と解決に必要な知識及び技能を身に付け、課題に関わる概念を形成し、探究の意義や価値を理解する。
- 実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現できるようにする。
- 探究に主体的・協働的に取り組み、互いのよさを生かしながら、新たな価値を創造し、よりよい社会を実現しようとする態度を養う。
探究のプロセス
解説書は、「課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現」という探究のプロセスを明示し、学習活動の中でこの過程が繰り返されていくことを重視しています。一方で、探究のプロセスの中でも整理・分析やまとめ・表現への取組が十分ではないという課題があることも、改訂の背景として記されています。
制度での位置づけ
高等学校では、2018年3月30日の改訂で、従来の「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に改められました。標準単位数は、卒業までに3〜6単位を配当することとされています。この時間は、教科・科目の枠組みを超えて、生徒が自ら課題を見つけ、探究する学びの中心に位置づけられており、学校と外部の人材・教材・企業との連携が事業になる領域でもあります。
スタートアップの取り組み
- Inspire Highは、「世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で」をコンセプトとした探究型EdTech教材を提供しています。探究学習に関して、渋谷区の探究「シブヤ未来科」を題材にした教育委員会と学校現場によるオンラインセミナーや、異動と属人化を乗り越える持続可能な探究学習をテーマとした中高教員向けオンラインセミナーを開催しています(発表、2026年10月。発表、2026年9月)。
- LX DESIGNは、教育特化型の複業案件プラットフォーム「複業先生」を運営しており、経済産業省の「探究的な学び支援補助金2023」の事業者に採択されました(発表、2023年7月)。高校向け探究・進路学習プログラム「Journey Design」を展開する再会株式会社と事業連携しています(発表、2026年10月)。
- RePlayceは、中高生向けのキャリア探究サービス「はたらく部」や通信制高校サポート校「HR高等学院」を運営しています。教員向けの探究教材パッケージ「探究プラス」をリリースしました(発表、2025年12月)。