LINEミニアプリ

LINE Mini App

LIFF上で動く、LINEの中で使えるウェブアプリ。利用者はアプリをインストールせずに使え、予約・注文・会員証などをLINE内で完結できる。審査に通ると認証済となり、ショートカット追加などの機能が使える。

詳細

概要

LINEミニアプリは、LIFF(LINE Front-end Framework)上で動くウェブアプリです。LINE Developersの資料によれば、利用者はアプリをインストールせずに使えます。ウェブアプリのためHTML5のほとんどの仕様が使えます。課題は、ネイティブアプリでは避けにくいダウンロードや会員登録の手間を省き、LINEの中で予約、注文、会員証の提示といった体験を完結させることです。

仕組み

主な機能は次のとおりです。

  • ビルトイン機能: アプリのシェア、利用者へのアクセス権限付与の依頼
  • カスタム機能: サービスメッセージ、決済システムの利用、カスタムアクションボタン

ミニアプリには「未認証」と「認証済」があります。認証済は審査に通過したもので、ヘッダーに認証バッジが付き、ホーム画面へのショートカット追加、Custom Path、チャネル同意の簡略化が使えます。LINE内検索も認証済に限られます。利用者の入口は、パーマネントリンクやQRコード、LINE公式アカウントのリッチメッセージ・リッチメニュー、ミニアプリタブ、LINEメッセージでの共有などです。2025年10月1日からは外部のウェブブラウザでも利用できるようになりました。LIFFとのブランド統合が予定されており、新規作成はLINEミニアプリとして行うことが推奨されています。

事業での位置づけ

Micoの発表は、従来のネイティブアプリは開発費が高く、ダウンロードや会員登録の手間で潜在層が離脱しやすいと指摘し、LINEミニアプリは開発コストを抑えつつ利用率を高め、LINE IDを基にしたCRMを強化できるとしています。

スタートアップの取り組み

  • Micoは、LINEミニアプリの導入支援・開発サービスを提供開始しました(発表、2026年1月)。飲食店「1ポンドのステーキハンバーグ タケル」がLINEミニアプリを使った集客に取り組んだ導入事例も発表しています(発表、2026年4月)。
  • クウゼンは、シューズブランドVIVAIAにLINEミニアプリとカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「KUZEN」を提供し、店舗とECの顧客データを統合するCRM基盤を構築しました(発表、2026年2月)。
  • SHINSEKAI Technologiesは、LINEエンタメアカウント上で使えるLINEミニアプリ版のコミュニティサービス「MURA」をリリースしました(発表、2025年9月)。
  • ニジュウロクドは、LINEミニアプリ型のショートドラマ「SNACKドラマ」を公開し、予告動画の再生数がリリース前の1週間で200万回を超えたと発表しました(発表、2024年7月)。
  • IRISデータラボは、LINE公式アカウント向けのECプラットフォーム「Atouch」を提供し、都市型ゴルフフェスでLINEミニアプリを開発してチケットやモバイルオーダーを支援しました(発表、2026年8月)。
  • ペットシェルジュは、ペットの飼い主向けアプリ「PETcierge」を運営しており、ペットのおくすり配送サービス「すぐデリ」の発表にLINEミニアプリが関わっています(発表、2023年8月)。
  • PECOFREEは、LINEミニアプリで学校給食を事前に注文し、学校の受け渡しボックスで受け取るサービス「ペコフリー」を福岡から展開しています。

一次情報