マイクロモビリティ
Micromobility
詳細
概要
マイクロモビリティは、日常生活や観光での短距離の移動を担う小型の乗り物と、それを使った移動サービスの総称として使われる言葉です。eMoBiとモピの発表では、日常生活や観光などの場面で、特に短距離の移動のためのモビリティが欠けているという課題が示されています。電動キックスクーターは登場したものの、気候、起伏、加齢、荷物や子連れといった条件を問わず誰でも気軽に使える移動手段はまだ見当たらない、というのが同発表の整理です。
種類と仕組み
代表的なのは、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングです。Luupの公式サイトでは、アプリで電動キックボードや電動アシスト自転車を借り、専用駐車場「ポート」に返す仕組みが紹介されています。ポートは土地の所有者から小さなスペースを借りて設置され、公式サイトでは設置面積は自販機2台分ほどで、設置や維持の費用は所有者の負担にならないと案内されています。料金は基本料金50円に分単位の料金を加える形で、東京は1分25円、大阪の一部は20円、その他の地域は15円とされています(地域により異なる場合があります)。
乗り合いの小型車両もあります。国土交通省の資料ではグリーンスローモビリティを、電動で時速20km未満で公道を走る4人乗り以上のパブリックモビリティと説明し、乗合バス、タクシー、自家用有償旅客運送の事業で運行できるとしています。
制度上の位置づけ
電動キックボードについては、2023年7月1日に施行された改正で「特定小型原動機付自転車」という区分が設けられました。警察庁の案内によると、車体の長さ190cm以下、幅60cm以下、定格出力0.60kW以下の電動機で、最高速度が時速20kmを超えないことなどが基準です。運転免許は不要ですが、16歳未満の運転は禁止されています。原則は車道を通行し、歩道を通れるのは、最高速度表示灯を点滅させて6km/h以下に制限される「特例特定小型原動機付自転車」で、歩道通行が標識等で認められている場合に限られます。基準に当てはまらない電動キックボード等は免許が必要で、歩道を走れません。
スタートアップの取り組み
- eMoBiは、東京大学発のモビリティサービスのスタートアップで、2021年に全国8か所・40台で電動トゥクトゥクのレンタルを事業化したと発表しています。2022年10月には、遠隔型自動運転システムを開発するモピと、手動運転の電動トゥクトゥクによるデマンド型マイクロモビリティの社会実装に向けた協働を始めました(発表、2022年10月)。
- Luupは、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP」を運営しています。公式サイトでは東京、大阪、横浜など19の都市が提供エリアとして挙げられています。