OEM/ODM
OEM/ODM (OEM/ODM)
他社ブランドの商品を製造する形態の総称。OEMは委託側が企画した商品を製造し、ODMは商品の設計やデザインまで受託側が担う。自社で工場を持たない事業者の商品化を支える。
詳細
概要
OEMとODMは、商品を企画・販売する事業者と、実際に製造する事業者が分かれる取引形態です。自社で製造設備や設計の体制を持たない事業者が、他社の製造力を使って自社ブランドの商品を市場に出すために使われます。
仕組み
株式会社Domuzの発表では、両者の範囲が次のように説明されています。
- OEM: 委託する企業が企画した商品をもとに、受託側が材料の調達、制作、納品を担当する。
- ODM: 商品コンセプトの設計、デザイン、制作までを受託側が手がける。
委託側は企画や販売に集中でき、受託側は製造の知見と設備を複数の依頼に生かせます。どこまでを受託側が担うかは契約ごとに異なり、ブランディングや撮影、Webサイトの制作までを含める例もあります。
産業での位置づけ
化粧品、デバイス、サプリメントのように、製造に専門の設備や許認可知識を要する分野では、国内の製造会社と組んで自社ブランドを立ち上げる形が見られます。花を使ったギフトやノベルティのように、法人向けに大きなロットを安定して納める用途でも使われます。
スタートアップの取り組み
- BONHEURは、セクシャルウェルネスやフェムケアの自社ブランドを展開する福岡市の企業で、国内の製造会社と連携して、フェムテック製品(デバイス、ケア製品)の設計・製造から、ブランディング、撮影、Webサイトの制作までを支援するOEM・ODMを本格的に始めたと発表しています(発表、2022年5月)。同社はこの前の3月にも、ブランドの立ち上げと販路開拓を支えるOEMサービスの開始を発表しています(発表、2022年3月)。
- Domuzは、花と観葉植物のEC「AND PLANTS」を運営する企業で、花を使ったオリジナル商品を企画する法人向けに、花材の調達、フラワーデザイン、制作、納品を担うOEM/ODM支援の本格受付を始めたと発表しています。想定する用途はブランドのノベルティ、コラボ商品、イベントの記念品、法人向けギフトです(発表、2026年3月)。