個別最適な学び

Personalized learning

学習者の視点から「指導の個別化」と「学習の個性化」を整理した考え方。文部科学省が、協働的な学びと一体的に充実させ、主体的・対話的で深い学びにつなげるものとして示している。

詳細

概要

「個別最適な学び」は、文部科学省の資料で、学習者の視点から「指導の個別化」と「学習の個性化」を整理した概念とされています。教師の視点から整理したものは「個に応じた指導」です。「協働的な学び」と一体的に充実させ、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善につなげることが示されています。

要点

  • 指導の個別化: 一定の目標をすべての児童生徒が達成することを目指し、個々に応じて異なる方法等で学習を進めること。学習履歴や生活・健康面の記録などのデータを使い、学習状況を細かく把握して、一人ひとりに合った学び方を用意することが想定されています。
  • 学習の個性化: 個々の興味・関心等に応じた異なる目標に向けて、学習を深め、広げること。学習課題や活動を児童生徒が選べる機会を設け、自主的な学習を促すことが求められています。
  • ICTの活用: 情報の探索、データの処理や可視化、レポート作成、情報発信などにICTを効果的に使うことで、学びの質を高めることが期待されています。

現場の状況

株式会社コノセルが小中学校の教員408名に行った調査(2025年3月)では、「知っている」が73.0%、「聞いたことがある」を含めると90.1%でした。一方で、勤務校で実践できていないと答えた人は57.6%で、実践が進まない理由は「取り組める時間がない」が最多でした。これは同社の調査結果です。

スタートアップの取り組み

  • コノセルは、個別指導塾「コノ塾」を運営しています。独自のアプリと教材で生徒ごとの学習履歴を記録して指導する仕組みを、小中学校の教員が体験・見学できる「先生の駆け込み塾」を2025年4月から無償で始めました(発表、2025年3月)。
  • TricoLogicは、学習塾「ミライ式」を運営しています。小学生向け学習アプリ「ミラゼミ」を、すごろく型に全面リニューアルしたと発表しました。項目反応理論(IRT)で少ない問題数から得意・苦手を判別し、取り組む範囲を提案します。東京大学大学院の准教授が監修しています(発表、2026年10月)。

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