RE100

RE100 (RE100)

事業で使う電力を100%再生可能エネルギーにすることを約束する企業が参加する国際イニシアティブ。Climate Groupが主導する。日本では中小規模の団体向けに再エネ100宣言 RE Actionがある。

詳細

概要

RE100は、事業で使う電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを約束する企業が参加する、国際的な企業イニシアティブです。英語の公式ページでは、Climate Groupが主導し、運営はRE100 Project Board、RE100 Advisory Committee、Technical Advisory Group(TAG)が監督・助言する体制とされています。参加企業は100%再エネ電力の調達を約束し、目標年を前倒しすることが奨励されています。

要点

  • 参加企業数: 公式ページには「400社超」とあります。
  • 目標: RE100は、2040年までに世界のグリッドをゼロカーボンにすることを目指すとしています。
  • 国内の枠組み: RE100の対象外となる団体の受け皿として、「再エネ100宣言 RE Action」があります。RE Actionは、企業、自治体、教育機関、医療機関などが使用電力を100%再エネに転換する意思と行動を示す枠組みで、参加要件の一つに消費電力量と再エネ率の年次報告を置いています。

再エネ100宣言 RE Actionの年次報告書2023によると、2022年度は73団体が再エネ100%を達成しました。目標達成年の平均は2035年で、全体の32%(108団体)が2025年までの達成を目指しています。2023年12月には、環境省主催の令和5年度気候変動アクション環境大臣表彰(普及・促進部門)を受賞しました。

市場・産業での位置づけ

需要家が再エネ電力を求めることで、再エネ発電事業者には長期の販売先が生まれます。とくに、新たに再エネ設備をつくる効果のある「追加性」を持つ電源を求めるRE100加盟企業などに向けて、発電所と需要家を結ぶコーポレートPPAが使われています。電力会社が売る再エネメニューや、非化石証書などの環境価値の取引も、調達手段として併用されます。

スタートアップの取り組み

  • アスソラ(別ページ): 非FITの再エネ発電事業を開発し、「追加性」のある電源を求めるRE100加盟企業などに電力を供給する方針を示している(発表、2023年10月)。2025年1月に高圧太陽光発電所が稼働し、東北電力とのコーポレートPPAでNTTドコモの拠点へ電力を供給している。
  • クリーンエナジーコネクト: 脱炭素に取り組む企業やRE100参加企業向けに、グリーン電力ソリューションとNon-FIT再生可能エネルギー発電事業を提供する。

一次情報