セールステック

Sales tech market

営業活動の準備、商談、提案、顧客情報の整理などをソフトウェアやAIで支援する分野。AIエージェントによる商談準備や、営業向けのコミュニケーション設計などの製品がある。

詳細

概要

セールステックは、営業の準備から商談、提案、フォローまでの活動にデジタル技術やAIを使う分野です。一般に、営業支援システムや顧客管理に加え、近年は生成AIを使った商談準備や提案作成の自動化が加わっています。公的機関による定義は確認できていないため、本稿は各社の発表で確認できる内容を整理しています。

取り組みの型

  • 商談準備のAI化: 公開情報から企業の課題や部署の情報を調べて要約し、提案の下書きまで作る。
  • 営業AIエージェントの基盤: 個社の営業データと営業戦略をAIが使える形に整え、エージェントを載せる。
  • 受け手側の負担の可視化: 商談を受ける側の調査から、営業コミュニケーションの課題を示し、説明の自動化につなげる。

スタートアップの取り組み

  • ナレッジワークは、営業向けに「セールスAXコンサルティング」「セールスAIプロダクト」「セールスAIエージェントOS」の3つのシリーズを展開しています。AIエージェントOSは、オントロジー、ストラテジー、AIエージェント、インターフェイスの4つのレイヤーで構成され、個社の営業データや戦略をAIが使える状態にするものです。同時に、シリーズCの1stクローズで35億円を調達したと発表しています(発表、2026年8月)。
  • Sales Retrieverは、大手企業開拓向けの商談準備AIの正式版を提供しています。企業の課題、目標、部署情報を約200記事から約1分で調べて要約し、提案ドラフトを作成します。β版では、BDR組織で一人あたり月40時間の業務削減、エンタープライズセールス組織で1社あたりの調査時間の83%削減と報告しています(発表、2025年1月)。
  • LOOVは、プレゼンテーションの自動化・資産化を行う「TALKsmith」を展開しています。同社の調査(B2Bツールの検討・商談に関わったビジネスパーソン100名、2026年5月25日実施)では、基本情報を知りたいだけなのに商談を組まざるを得なかった経験が90%にのぼったとしています(発表、2026年6月)。
  • SalesNowは、営業・マーケティング向けの企業情報データベースサービス「SalesNow」を提供しています。

上記の数値は各社の発表に基づくもので、調査は小規模かつ自社サービスを提供する企業によるものです。

一次情報