応援購入
Support-based purchasing
詳細
概要
応援購入は、まだ世に出ていない商品や体験を、先行して購入することで作り手を後押しするという考え方の購入方式です。マクアケの公式サイト(makuake.com)には、サービス名の説明として「アタラシイものや体験の応援購入サービス」と書かれています。作り手は発売前に需要と資金の手応えを得られ、購入者は一般販売より早く、あるいは限定のリターンで手に入れられる、という関係になります。
仕組み
マクアケの会社サイトによると、同社は「企画」「先行販売」「拡販」の3つの段階を循環させる仕組みを提供しています。企画の段階の「Makuake Insight」は、顧客の声などのデータをもとに事業者へ新商品のヒントを届けるものです。先行販売の段階が「Makuake」で、新商品を先行して販売して市場にデビューさせます。拡販の段階の「Makuake STORE」は、デビュー後の販路拡大を支えます。同社はこれを「顧客を知りつづけ売りつづけられる共創循環プラットフォーム」と表現しています。
実際の案件では、購入額に応じた複数の「リターン」が用意されます。後述の日本酒「HINEMOS」の例では、2020年2月のプロジェクトで、新銘柄2本のセットを30%OFFとする限定数つきのリターンや、ローンチイベントへの招待、ペアリングディナーなどが並びました。商品によっては、未成年者は支援できないといった注意事項や、開発中のため仕様が変わる可能性があるという断り書きも付きます。
産業での位置づけ
マクアケの会社サイトでは、事例として、小岩井乳業がMakuake Insightを活用して新商品の意思決定を見直し、プロジェクト開始から約1週間で完売したことや、バタフライボードが2015年にMakuakeでデビューし、初回プロジェクトに743人のサポーターが集まったことが紹介されています。新商品の企画から市場へのデビュー、販路拡大までを一つの流れとして扱う点が特徴です。
スタートアップの取り組み
- RiceWineは、時間帯をテーマにした日本酒ブランド「HINEMOS」をD2Cで展開しています。2020年2月には新銘柄「11時」「1時」をMakuake限定で先行発売し(発表、2020年2月)、2023年6月には12銘柄の完成と初の直営店のオープンにあわせ、特別な会員権を返礼とする応援購入プロジェクトをMakuakeで実施すると発表しました(発表、2023年6月)。会員権は、中目黒店と公式サイトでの購入が1年間20%引きになる内容です。
- マクアケは、新商品や体験を応援購入できるサービス「Makuake」を運営しています。