ゼブラ企業
Zebra company
短期間での急成長と評価額を追うユニコーン企業の対案として提案された企業像。複雑な社会課題に取り組み、関係者との共存や新しいお金の流れをつくることを重視する。
詳細
概要
ゼブラ企業は、ユニコーン企業(急成長と高い評価額を目指す企業)に対する別の選択肢として提案された概念です。NEWLOCALの資金調達に関するプレスリリースでは、複雑な社会課題に向き合うこと、ステークホルダーとの共存共栄、新しいお金の流れをつくることに重きを置く企業像として説明されています。同リリースは、日本政府が2023年にゼブラ企業を国の戦略に位置づけたことにも触れています。
特徴と考え方
社会課題の解決を事業の出発点に置き、その成果を利益と並べて測る点が特徴です。そのため、資金の出し手にも、短期のリターンだけでなく社会的な成果を評価する姿勢が求められます。事業の成果を示すには、社会課題への取り組みがどのような変化を生んだかを数値や言葉で示す「インパクトの可視化」が必要になります。
支える仕組み
ゼブラ企業を支える手段として、社会的インパクトを測定・開示する支援サービスや、不動産などの分野でのソーシャルインパクトファイナンスといった新しい資金調達の手法が挙げられています。NEWLOCALのリリースには、日本政府が2023年にゼブラ企業を国の戦略に位置づけたことも記されています。
スタートアップの取り組み
- NEWLOCALは、不動産を軸にしたまちづくりを行う会社で、自らを地域・不動産分野に特化したゼブラ企業と位置づけています。長野県の野沢温泉と御代田、秋田県の男鹿で事業を展開し、5年で10地域への展開を目指すとしています。ゼブラアンドカンパニーなどから出資を受け、同社とはゼブラ経営論の磨き込みや、不動産分野でのソーシャルインパクトファイナンスなどの開発に取り組むとされています(発表、2023年9月)。同社は2026年に、地域課題に挑む現場を実践者と巡る対話型ツアー「ローカルゼブラツアー」も始動させています(発表、2026年8月)。
- インパクトサークルは、スタートアップとゼブラ企業を対象に「インパクト可視化サービス」の本格提供を始めました。前提整理とセオリー策定、指標の計測・評価、インパクトの活用という3つのステップで構成され、投資家からの支援獲得や取引先・市場からの信頼獲得につなげるとしています(発表、2025年9月)。