用語集
繰り返し使えるカップを使い、注文に応じて飲み物を自動調理する機械。
最適化問題をイジング模型の基底状態探索に置き換え、量子ゆらぎを使って解を探す計算方式。1998年に門脇忠と西森秀稔が横磁場イジング模型を用いて提案した。横磁場を時間とともに変化させる操作が、古典的な焼きなまし法で温度を下げる操作に対応する。ゲート方式の汎用量子計算機とは目的も構成も異なる。
複数の物理量子ビットで1個の論理量子ビットを構成し、状態そのものを壊さずに誤りの兆候だけをスタビライザー測定で取り出して訂正する技術。代表的な表面符号は2次元配列と近接結合だけで実装でき、1操作あたり約1%までの誤り率を許容できるとされるが、論理量子ビット1個あたり多数の物理量子ビットを要する。
誤り訂正が使えない段階の量子計算機から有用な情報を取り出すため、ノイズを完全に除去するのではなく、測定の工夫や後処理によって誤りの影響を小さくする一連の手法。
モデルの重みや活性値を浮動小数点から低ビットの離散値に置き換えて保持・計算する手法。メモリ使用量と推論の遅延を減らせる。ビット幅を下げるほど圧縮率は上がるが精度劣化と釣り合わせる必要があり、どこをどの精度で表現するかの設計が中心的な論点になる。
量子状態の輸送を伴い、離れた当事者間で共有秘密ビット列に合意する手続き。安全性の根拠は計算量の困難さではなく、量子もつれや、輸送される未知の量子状態を完全に複製あるいは測定することが不可能であるという物理法則に置かれる。ETSIのISG QKDが用語、実装セキュリティ、相互運用性の仕様を策定している。
量子系、量子的な性質、または量子現象を用いて物理量を測定する技術の総称。SQUID磁束計や原子時計が古くからの例で、近年はスピン量子ビット、捕捉イオン、磁束量子ビットが共通の基盤となっている。固体中スピンではダイヤモンド中の窒素-空孔(NV)中心が最も注目され、磁場や温度などの測定に使われている。
光ファイバ中の損失が距離に対して指数関数的に増えるために制限される量子通信の到達距離を、伝送路を短い区間に分割し、区間ごとに生成したもつれを順次接続することで延伸する装置である。量子メモリとエンタングルメントスワッピングを主要な構成要素とする。
量子力学の性質を使い、情報を安全にやり取りする通信技術。
量子情報の最小単位。古典ビットが0か1のどちらかを取るのに対し、量子ビットは0の状態、1の状態、またはその混合を取りうる。複数の量子ビットはもつれによって単一の量子状態を共有し、1個増やすごとに表現できる組合せが倍になる。超伝導回路、捕捉イオン、中性原子、光子など実装方式に依存しない抽象概念である。
光子などが担う量子状態を、重ね合わせや量子もつれを保ったまま一定時間保持し、必要な時刻に取り出す素子である。量子中継器では、区間ごとに確率的にしか成功しないもつれ生成の時刻を揃える役割を担い、保持時間、忠実度、同時に扱えるモード数が系全体の性能を規定する。
光子や電子などの粒子が結びつき、遠く離れても測定結果に相関が現れる現象。個々の粒子がもつ性質ではなく、粒子間の関係から生じる創発的な性質とされる。光速を超える通信によるものではないと説明され、量子計算の2量子ビットゲート、量子通信、量子センシングの基盤になっている。
医師の診療を、情報面で支援するアプリ。
診療ガイドラインや論文など、臨床の知識をAIで検索・活用する仕組み。
皮膚と筋肉の間にリンパ液が溜まることで生じる腫れである。米国国立がん研究所(NCI)のPDQはこう定義し、がんそのものやがん治療がリンパ液の流れを妨げることで起こるとする。腫瘍による閉塞、手術によるリンパ液の流れの途絶、放射線治療でできた瘢痕組織による閉塞の3つが挙げられている。治癒させることはできないが腫れを和らげる治療は可能な慢性の状態であり、早く治療を始めるほど管理しやすいとされる。
法律業務を技術で効率化・高度化する取り組み。
ラウンドで最も多く出資し、投資条件の交渉や契約の取りまとめを主導する投資家。他の投資家の参加を促す役割も担う。
仮説を立て、最小限の製品で検証し、結果から学んで修正する「構築・計測・学習」のサイクルを回して、不確実な事業を進める手法。エリック・リースが提唱した。
光合成において無機炭素を有機物へ取り込む反応を触媒する酵素である。光合成を行う細胞に大量に存在し、地球上で最も存在量の多いタンパク質とされる。必須アミノ酸を広く含み可溶性が高いことから、近年は葉や水生植物から抽出した食品用タンパク質素材としての利用も進む。
SaaS企業の健全性を測る目安で、売上成長率と利益率(営業利益率やFCFマージン)の合計が40%以上であることを望ましいとする考え方。
温めるだけで食べられる幼児向けの食事を、冷凍で宅配するサービス。
調理済みの料理を、冷凍して宅配すること。
ブロックチェーン(レイヤー1)の外側または上で取引を処理し、スケーラビリティや手数料の問題を改善する技術。
ブロックチェーンの処理を別の層で行い、手数料や速度を改善する技術。
歴史的建築を複数の出資者で所有・活用し、宿泊などで収益化する仕組み。
利用者の行動や属性のデータから、関心に合う商品やコンテンツを提示するアルゴリズムやシステム。
同期式ディジタル回路を、ハードウェアレジスタ間の信号(データ)の流れと、その信号に施される論理演算として記述する設計の抽象度。VerilogやVHDLなどのハードウェア記述言語で記述し、論理合成によってゲートレベルの記述へ変換してASICやFPGAの実装につなげる。
住居用の物件を、宿泊施設として運用する形態。
電解液を外部タンクに貯め、ポンプでセルスタックへ循環させて充放電する二次電池。バナジウム系の起電力は約1.4V。容量はタンク内のバナジウム量、出力はセルサイズで決まるため両者を独立に設計でき、充放電サイクル数に原理的な制限がない。長時間放電が要る系統用途に向く。
将来の売上の一定割合を返済に充てる、株式を発行しない資金調達。