用語集

波力発電 Wave Energy
エネルギー・蓄電

波の運動エネルギーを捉えて電力に変える発電方式である。米エネルギー省(DOE)の海洋エネルギー用語集は、捕捉装置の型式として、波長に比べ主要寸法が小さく自身の物理的寸法より広い波面からエネルギーを取り込むポイントアブソーバ、水柱の上に空気柱を閉じ込めた部分没水構造で、水面下から波を導き入れて水柱を上下させる振動水柱、主軸を入射波の進行方向と平行に置き通過する波による相対運動をエネルギーに変換するアテニュエータを定義している。

ハルシネーション Hallucination
AI・機械学習

生成AIが、事実と異なる内容や根拠のない情報を、もっともらしく出力してしまう現象。

反社会的勢力の排除(反社チェック) Anti-social Forces Check

取引先や株主、役職員に反社会的勢力が含まれていないかを確認すること。契約書には、排除条項を盛り込むことが一般的。

半導体スピン量子ビット Semiconductor Spin Qubit
量子

半導体中の電子または原子核のスピンの向きを量子ビットとして用いる方式である。総説論文 Reviews of Modern Physics 95, 025003 (2023) は、スピンが電場の影響を受けにくい自然な二準位系であるため量子コヒーレンス時間が長く、量子ビットとして優れていると述べる。量子ビットの型は単一スピン、ドナースピン、シングレット・トリプレット、交換相互作用のみを用いるものに分けられる。初期はGaAs量子ドットでスピンの初期化・制御・読み出しが実現され、近年はシリコンとゲルマニウムで電荷制御と読み出しの改善や大規模化が進んでいる。

半導体変圧器 SST Solid-State Transformer
エネルギー・蓄電

磁性体の鉄心で電圧を変換する従来の変圧器に代えて、半導体のスイッチングによって交流の電圧を変換する電力変換装置である。米アイダホ国立研究所のGridTechPediaは、高周波の半導体スイッチング、フィルタ、小型の中周波トランスを用いて交流電圧を変換する装置と説明する。双方向の電力融通ができ、投入時の突入電流を要さず、小型軽量で部分負荷の効率が高いとされる。

ハードウェアルートオブトラスト RoT Hardware Root of Trust
AI基盤

システムにおける信頼の起点として暗黙に信頼される、特定の重要なセキュリティ機能を担う高信頼のハードウェア・ファームウェア・ソフトウェア部品を指す。この起点から段階的に検証を積み上げることで、ファームウェアやOSの完全性を担保する信頼の連鎖を構成する。

バイオ医薬品 Biological Products
バイオ・創薬

生物に由来する原料から作られる医薬品の総称である。米食品医薬品局(FDA)生物製剤評価研究センター(CBER)は、生物学的製剤にワクチン、血液および血液成分、アレルゲン製剤、体細胞、遺伝子治療、組織、遺伝子組換えタンパク質医薬などの広い範囲が含まれると説明する。糖、タンパク質、核酸、またはそれらの複雑な組み合わせから成り、ヒト・動物・微生物に由来する細胞や組織といった生きた実体を含むこともある。

バイオエコノミー Bioeconomy

生物資源やバイオテクノロジーを活用し、持続可能な経済を築くこと。

バイオエネルギーCO2回収・貯留 BECCS Bioenergy with Carbon Dioxide Capture and Storage
環境・気候

バイオマスを燃料とする施設にCO2回収・貯留(CCS)を適用する手法。バイオマスが生育の過程で吸収した炭素を地中に固定するため、系全体では大気中のCO2が減る。除去量の正当性は、原料の栽培・輸送や土地利用変化まで含めた評価に依存する点が重要である。

バイオスティミュラント Plant Biostimulant
農業・食料

製品自体の養分含有量とは独立に、植物の栄養プロセスを刺激することを機能とする資材である。EUの肥料製品規則(規則(EU)2019/1009)は、養分利用効率、非生物的ストレスへの耐性、品質形質、土壌や根圏における固定された養分の可給性のいずれか一つ以上を高めることのみを目的とする製品と定義し、製品機能分類PFC 6として位置づけている。微生物または微生物の集団からなるものは微生物バイオスティミュラント(PFC 6(A))として区分される。肥料のように養分を供給するものではなく、肥料の効きを高めて施用量を減らすことを狙う点で肥料とも植物保護剤とも区別される。

バイオスティミュラント Biostimulant

植物の生育を助ける、肥料・農薬以外の資材。

バイオセンサ Biosensor
センシング・光学

生物学的な感知要素をトランスデューサに接続または一体化した装置である。他の化学センサとの決定的な違いは、受容体すなわち認識要素をもつ点にある。1987年のTurnerの記述が文献で広く採用され、1992年に国際純正・応用化学連合(IUPAC)が定めた電気化学バイオセンサの定義の基礎となった。医療、環境計測、食品分野で用いられる。

バイオマーカー Biomarker
バイオ・創薬

正常な生物学的過程、病的な過程、または曝露や治療介入に対する生物学的応答の指標として測定される、定義された特性である。FDAとNIHの合同作業部会によるBEST用語集の定義で、分子、組織学的、画像的、生理学的な特性が含まれる。一方で、その人がどう感じ、どう機能し、どれだけ生存するかを測るものはバイオマーカーには含まれない。感受性・リスク、診断、モニタリング、予後、予測、反応、安全性などの区分がある。

バイタルデータ Vital data

心拍数や活動量などの、体の状態を示すデータ。

バイバック保証 Buyback guarantee

購入した商品を、あらかじめ決めた価格で買い取ると保証する仕組み。

培養肉 Cultivated meat
農業・食料

動物から採取した細胞を体外で増やし、食肉相当の製品に加工した食品。米国では細胞の採取・セルバンク・増殖・分化までをFDAが所管し、収穫工程以降はUSDA-FSISが引き継ぐ分担が2019年の合意で定められている。上市前相談は任意の手続きで、最初の完了は2022年11月。

培養肉 Cultured meat

動物の細胞を培養して作る肉。

バグバウンティ Bug bounty

ソフトウェアの脆弱性を見つけた外部の技術者に、報奨金を支払う仕組み。

バックオフィスBPO Back-office BPO

バックオフィス業務を、外部に委託する仕組み。

バリュエーション Valuation

企業の価値(株式価値)を算定すること、またはその結果。未上場のスタートアップでは、DCF法、類似企業比較(マルチプル法)、直近の取引価格などが組み合わされる。

バロカロリック効果 Barocaloric Effect
素材・化学

固体に静水圧を加えて相転移を誘起し、吸熱と放熱を生じさせる現象である。Nature Communications に2022年に掲載された研究は、圧力を加えるとエントロピーが減少して熱を放出し、圧力を除くとエントロピーが増加して熱を吸収すると説明する。この吸熱と放熱を繰り返して冷凍サイクルを構成するのがバロカロリック冷却であり、作動物質が固体のまま動作するため気体冷媒を必要としない。同研究はヨウ化アンモニウムに40メガパスカルを加えると相転移温度が室温付近へ移り、可逆的なエントロピー変化が1キログラムあたり約71ジュール毎ケルビン、断熱温度変化が約34ケルビンに達したと報告している。地球温暖化係数の大きい冷媒を用いる蒸気圧縮式の代替として検討されている。

伴走型コンサルティング Hands-on consulting

企業や自治体に継続的に寄り添い、実行まで支援するコンサルティング。

BaaS Banking as a Service

金融機能を、外部の事業者がサービスに組み込める仕組み。

BaaS(バンキング・アズ・ア・サービス) BaaS Banking as a Service
フィンテック

銀行が持つ口座、決済、融資などの機能をAPIで外部の事業者に提供し、事業者が自社サービスの一部として金融サービスを提供できるようにする仕組み。

バーチャルIP Virtual IP

仮想空間で活動する、キャラクターなどの知的財産。

バーチャルオフィス(仮想空間) Virtual office

オンライン上の仮想空間にある、オフィス。

バーチャル店員 Virtual store staff

3Dアバターなどで、店舗の接客を担う仕組み。

バーチャルホームステージング Virtual home staging

室内写真に家具や小物をデジタルで配置し、住まいの魅力を伝える手法。

バーチャルライブ Virtual live

仮想空間で開催する、ライブイベント。

バーティカルAI Vertical AI

特定の業界や業務に特化したAI。