用語集

日本政策金融公庫 JFC Japan Finance Corporation

政府が全額出資する政策金融機関。創業者や中小企業向けに、無担保・無保証人の融資制度などを提供している。

日本版ライドシェア Japanese-style Ridesharing
物流・モビリティ

2024年4月に導入された、タクシー事業者の管理のもとで、一般の運転者が自家用車を使い、タクシーが不足する地域・時間帯に有償で旅客を運ぶ制度。道路運送法の運用により行われる。

日本版ライドシェア Japan-style ridesharing

タクシー会社が運行を管理し、一般のドライバーが自家用車で旅客を運ぶ制度。

ニューロモジュレーション Neuromodulation
ヘルスケアデバイス

標的部位へ電気的または薬理学的な作用因子を直接送達し、神経活動を変化させる技術の総称。国際ニューロモジュレーション学会は、神経刺激装置が脳・脊髄・末梢神経に電極を適用する形で用いられると説明している。慢性疼痛やパーキンソン病など幅広い疾患が対象となる。

尿酸オキシダーゼ Urate oxidase (uricase)
バイオ・創薬

尿酸を水溶性の代謝物アラントインへ酸化する酵素で、ヒトを含む一部の霊長類はこの活性を欠く。微生物由来の組換え酵素をPEG修飾して製剤化し、標準治療に抵抗性の慢性痛風において血中の尿酸を酵素的に分解する治療に用いられるが、抗製剤抗体の形成が管理上の課題となる。

尿失禁 UI Urinary Incontinence
バイオ・創薬

尿が意図せず失われたり漏れたりする状態である。米国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(NIDDK)は、膀胱の制御に関わる問題を、人が尿を保持したり排出したりするしかたに影響する状態と説明し、尿失禁を最も一般的な膀胱制御の問題の一つに挙げる。咳やくしゃみなどの動きが膀胱に圧力をかけて漏れる腹圧性、強い尿意に間に合わず漏れる切迫性、膀胱が空にならず残尿が多いことによる溢流性などの型が置かれている。

人間のフィードバックによる強化学習 RLHF Reinforcement Learning from Human Feedback
AI基盤

人間が付けた出力の順位付けから報酬モデルを学習し、それを報酬として言語モデルを強化学習で調整する手法。教師あり微調整、報酬モデルの学習、方策の更新という3段階で構成される。指示への追従性を高める後段の学習として使われ、モデルの挙動を利用者の意図に合わせる代表的な方法になっている。

認知症リスク判定AI Dementia risk AI

健康診断などのデータから、認知症になるリスクを推定するAI。

2.5次元IP 2.5D IP

実在の人物と、キャラクターやバーチャルの要素を組み合わせたコンテンツ。

ヌーナン症候群 Noonan Syndrome
バイオ・創薬

身体の多くの領域に影響が及ぶ遺伝性の疾患である。特徴的な顔貌、低身長、先天性心疾患、出血傾向を示す。原因遺伝子のうち PTPN11 の変異が全症例の約半数を占め、SOS1、RAF1、RIT1 がこれに続く。これらの遺伝子はいずれも細胞の分裂と成長を制御する RAS/MAPK 経路で働くタンパク質をつくる。

ネイチャーポジティブとTNFD Nature Positive / TNFD
サステナビリティ・ESG

ネイチャーポジティブは、自然の損失を止めて回復に向かわせる目標。TNFDは、自然関連の財務情報の開示の枠組みを策定する国際的なタスクフォース。

寝かせ玄米 Aged brown rice

玄米を一定期間寝かせて、食べやすくしたもの。

ネット・プロモーター・スコア(NPS) NPS Net Promoter Score
SaaS・業務効率化

「この製品を友人や同僚に薦める可能性は」という質問への0〜10の回答から、推奨者の割合を批判者の割合で引いた顧客ロイヤルティの指標。

ネットワーク効果 Network Effects

利用者が増えるほど、サービスの価値が高まる現象。直接型(SNSなど)と間接型(市場の両側)がある。

ネットワークスライシング Network Slicing
通信・ネットワーク

1つの物理的な移動通信網の上に、用途ごとに独立した論理ネットワークを構成する技術。3GPP はネットワークスライスを、特定のネットワーク能力と特性を提供し、スライス顧客の多様なサービス要件を支える論理ネットワークと定義する。無線アクセス・コア・トランスポートの各サブネットから構成され、S-NSSAI で識別される。

熱界面材料 TIM Thermal Interface Material
素材・化学

発熱するチップと放熱部品の間に挟み、接触面の微細な隙間を埋めて熱の移動を助ける薄い層状の材料である。表面粗さや接触の不完全さに由来する界面熱抵抗を下げる役割を担い、電力密度が高い半導体パッケージでは放熱経路全体の性能を左右する要素になる。熱伝導率だけでなく機械的な追従性や絶縁性も設計上の条件となる。

熱光起電力発電 TPV Thermophotovoltaics
エネルギー・蓄電

高温物体が放つ主に赤外域の熱放射を、光起電力効果によって電力へ直接変換する方式である。可動部や作動流体を必要とせず、エミッタ温度が高いほど効率が上がる。蓄熱媒体を熱源とする系統規模の熱エネルギー貯蔵システムにおいて、放電側の発電段として研究が進む。

熱分解 Pyrolysis
エネルギー・蓄電

酸素のない環境で有機物を加熱し、蒸気・ガス・チャー(炭)へと分解する処理である。米エネルギー省(DOE)は、バイオマスの場合に摂氏500〜700度の無酸素環境で急速に加熱すると説明し、熱によってバイオマスが熱分解蒸気、ガス、チャーに分解され、チャーを除いたあとの蒸気を冷却・凝縮すると液体のバイオ原油が得られるとする。得られた液は貯蔵や取り扱いの性状を改善するため、触媒処理などによる改質を経て燃料になる。

熱変位補正 Thermal Error Compensation
製造・工作機械

工作機械が主軸回転や軸移動、環境温度の変化によって生じる熱変形を測定し、指令位置に反映させて加工精度を保つ技術。ISO 230-3:2020 は、環境温度変化による誤差と、主軸回転・直進軸移動・回転部品の運動に起因する熱変形を求める試験手順を定めている。

熱暴走 Thermal Runaway
エネルギー・蓄電

リチウムイオン電池が安全な範囲を超えて加熱された際に、発熱がさらなる発熱反応を招く連鎖反応となり、温度と内圧が急上昇してガス放出・発火・破裂に至る現象。過充電、機械的な損傷、内部短絡などが引き金となり、隣接するセルへ伝播することが設計上の焦点となる。

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構) NEDO New Energy and Industrial Technology Development Organization

経済産業省所管の国立研究開発法人。エネルギー・環境、産業技術の分野で、研究開発の助成や委託を通じて技術の開発と実用化を推進する。

NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業 DTSU NEDO Deep Tech Startup Support Program (DTSU)

NEDOが、ディープテック分野のスタートアップに助成金を交付し、事業化を支援する事業。STS・PCA・DMPなど段階(フェーズ)ごとに採択される。

NEDO STS(研究開発型スタートアップ支援) STS NEDO Seed-stage Technology-based Startups support (STS)

シード期の研究開発型スタートアップに対し、NEDOが助成する制度。NEDOが認定したVC等からの出資意向が申請の条件になる。

年間経常収益(ARR) ARR Annual Recurring Revenue
SaaS・業務効率化

サブスクリプション型事業で、継続的に見込める年間の契約収益を示す指標。月次の経常収益(MRR)を12倍して求めることが多い。

年収・口コミデータベース Salary and review database

勤務先ごとの年収や社員の口コミを蓄積したデータベース。

燃焼プラズマ Burning Plasma
エネルギー・蓄電

プラズマ加熱の大部分が、熱化したプラズマイオン同士の核融合反応でまかなわれる状態を指す。核融合で生じたエネルギーが粒子衝突を通じてイオンを加熱し、この自己加熱の出力が外部加熱を上回ったときに燃焼プラズマの領域に入る。加熱がすべて核融合でまかなわれる状態は点火と呼ばれる。

農業用ドローン Agricultural Drone
農業・食料

農業の作業に用いる無人航空機である。農林水産省は用途として農薬、肥料、種子、融雪剤などの散布を挙げ、センシングによるデータ取得も対象とする。航空法に基づき事前に国土交通大臣の許可・承認を受けることで、完全自動運航を含む運航が可能となる。無人マルチローターによる農薬の空中散布には安全ガイドラインが定められている。

脳深部刺激療法 DBS Deep Brain Stimulation
ヘルスケアデバイス

体内に植込んだパルス発生器からリードを通じて脳深部の特定部位へ電気刺激を送る治療法。FDAが承認したシステムは、充電式または非充電式の植込み型パルス発生器、リードキットと延長キット、医師用プログラマ、患者用コントローラで構成され、審査は市販前承認(PMA)の経路をとる。

能動的デブリ除去 ADR Active Debris Removal
宇宙

軌道上に残された使用済み衛星やロケット上段へ専用の宇宙機が接近して捕獲し、軌道から取り除く取り組み。衝突による破片の増加を抑え、軌道環境を将来の利用に耐える状態へ保つことを目的とする。接近・捕獲・軌道離脱という一連の技術は軌道上サービスと共通する部分が大きい。

脳ドック Brain checkup

脳の状態を、画像などで検査する健診。