用語集
バーンレートは月ごとの資金の純減額。ランウェイは現在の資金で事業を継続できる残りの月数で、手元資金をバーンレートで割って求める。
パスワードに代わり、端末の生体認証などで、公開鍵暗号を用いてログインする認証方式。FIDOアライアンスの規格に基づく。
地震の震度や降水量など、あらかじめ定めた客観的な指標が一定の条件を満たした場合に、損害額の査定なしに定額の保険金を支払う保険。
モーターなどの動力で関節を動かす義足。
代理店や協業先などのパートナーとの関係を管理する仕組み。
NEDOのスタートアップ支援事業で、採択企業と連携して事業化を支援するVC等の外部支援者。採択先一覧にはテーマごとにパートナーVCが記載される。
チップレットを搭載・相互接続するガラスやシリコンの中間基板に光回路を集積し、ダイ間の通信を金属配線ではなく光で行う実装技術である。光の経路制御をプロセッサの直下で行うため任意のチップレット間を直接結べ、電気配線に比べて遅延と消費エネルギーを削減できるとされる。
衛星どうしをレーザ光で結ぶ通信方式。電波より広い帯域を使えるため大容量の伝送に向く。低軌道の衛星が取得した観測データを静止軌道の中継衛星を経由して地上へ届ける用途などに使われ、地上局の可視時間による制約を緩和できる。通信端末には精密な捕捉追尾と指向が求められる。
広帯域光源の低コヒーレンス干渉を利用して、対象内部の反射位置を深さ方向に分解し断層像を得る計測法。軸方向分解能は光源のコヒーレンス長で決まり、中心波長880 nm・帯域幅40 nmの条件では眼内で約7マイクロメートルとなる。眼科診断が最大の応用分野である。
レーザー、パルス発生器、変調器、非線形素子、ファイバとチップの結合器といった光学素子を一つのチップ上に集積した回路である。シリコン、窒化シリコン、ニオブ酸リチウム、AlGaAs などの材料基盤が用いられる。コヒーレント通信、波長・空間・モードの多重化、光信号処理、量子情報処理を担う。
モード同期によって等間隔に並んだ多数の周波数成分を生成する特殊なレーザ光源。光の周波数に対する定規として働き、赤外から紫外までの光周波数を電子回路で扱えるマイクロ波帯の信号に結び付けて、高速かつ正確に測定できる。光時計や精密分光の基盤技術である。
衛星や探査機とレーザで通信・測距を行う地上設備である。望遠鏡、レーザ光源、光子検出器で構成され、雲の影響を避けるため高標高地に置かれる。欧州宇宙機関の光地上局は静止軌道・低軌道の衛星や月との光リンクを確立している。雲による遮断が可用性の制約となるため、複数地点への分散配置が前提となる。
レーザー光を用いて媒体にデータを記録し読み出す記憶方式である。Light: Science & Applications誌の総説は、レーザー光で二値データを蓄えるコンパクトディスク(CD)の発明をデジタル情報技術の大きな節目のひとつに位置づけている。同総説によれば、今日のデータ保存とアーカイブはハードディスクや磁気テープなど磁気記録が主流だが、容量・消費電力・寿命に制約があり、ナノフォトニクスを用いて光メモリの容量を大幅に高める研究が進められている。
総務省の資料は、FTTHを、通信事業者の収容局から加入者宅まで光ファイバケーブルを敷設し、超高速インターネットアクセスを可能とするものと説明する。1芯の光ファイバを1加入者が占有するシングルスター(SS)方式と、カプラ等の分岐装置で1芯を複数の加入者が共有するPON方式があり、PONにはB-PON、GE-PONなどの規格がある。上りと下りの速度が同じで安定している点が、非対称で不安定なADSLやケーブルインターネットと異なる。
がん細胞の表面分子を認識する抗体に光吸収体を化学的に結合させ、近赤外光を当てて標的細胞を壊す治療法。米国立がん研究所(NCI)によれば、結合体は標的分子に結合したときにだけ近赤外光で活性化され、照射を受けた細胞は急速に膨張して破裂し、壊死性(免疫原性)細胞死を起こす。
光子の量子状態を情報の担い手に用いる方式。光子は本質的に移動しやすく雑音が小さいため量子ネットワークとの親和性が高い一方、2量子ビットゲートの効率が低く資源のオーバーヘッドが過大になる点が長く課題とされてきた。集積化された光回路と光源・検出器の改良により状況が変わりつつあるとされる。
光源から出た光が対象で反射して戻るまでの時間を測って距離を求める方式。飛行時間を1回の計測で直接測る直接ToF(dToF)と、変調光の位相差から距離を導く間接ToF(iToF)に大別される。方式によって必要な受光素子、得られる空間分解能、背景光への対処が異なる。
表の形に整理されていない、文書・画像・音声・動画などのデータ。
体を傷つけずに、体内の成分などを測る方法。
ロケットエンジンなどの推進機関の効率を表す指標で、発生する推力を推進剤の重量流量で割った値である。単位系によらず秒の次元をもち、同じ質量の推進剤からより大きな推力を得られる機関ほど値が大きい。推進方式の比較や設計初期のエンジン規模の見積りに使われる。
体外から集束させた超音波を標的の組織に送り、内部に微小気泡を生じさせて組織を機械的に壊す治療法である。ミシガン大学のヒストトリプシー研究グループは、この気泡が数十から数百マイクロ秒の間に膨張と崩壊を起こし、標的の腫瘍細胞を機械的に分解すると説明する。切開も熱も毒性も伴わず、分解された組織は体が自然に吸収する液状の残渣になるとされる。治療系は超音波によるフィードバックで標的を捉え、計画した治療体積をたどりながら実時間で経過を確認する。
衛星や高高度プラットフォームに中継ノードまたは基地局機能を搭載して構成する通信網。3GPP は Release 17 で NR 衛星アクセスの規範的要件を初めて規定し、5G NR を使う NR-NTN と、NB-IoT や eMTC を衛星経由で使う IoT-NTN の2系統で標準化を進めている。
求職者の登録を前提とせず、公開データから候補者を探す採用手法。
二足歩行や両腕など人間に似た形態をとるロボット。人向けに作られた環境や道具をそのまま使える点が期待される一方、能動的に安定を制御する必要がある。ISOでは脚・車輪などで能動的に安定を制御する産業用移動ロボットの安全要求として ISO/CD 25785-1 の策定が進んでおり、二足・四足のロボットが対象に含まれる。
Discover Oncology 誌に掲載された総説によれば、数百万年前に生殖細胞系列に感染した祖先の外来性レトロウイルスに由来するゲノム配列であり、ヒトゲノムのおよそ8パーセントを占める。メンデル遺伝する座位として垂直に受け継がれ、多くは転写が抑制されている一方、胎盤形成に関わるシンシチン1のように生理的な役割へ取り込まれたものもある。異常な再活性化は発がんとの関連が指摘され、治療標的としても検討されている。
時間を合わせず、動画で共同作業する仕組み。
対象を傷つけることなく、材料・部品・構造物に欠陥がないかを評価するための科学的な検査手法群と、その専門分野である。米国非破壊検査協会(ASNT)はこう説明し、認められた手法は16に及ぶとする。広く用いられるものとして、電磁気検査、磁粉探傷検査、浸透探傷検査、放射線透過検査、超音波検査、目視検査の6手法を挙げている。
データを暗号化したまま、または保護された実行環境の中で処理する技術。
取引や共同検討の過程で開示される秘密情報の取扱い(目的外使用の禁止、第三者への開示禁止、返還など)を定めた契約。
α線を出す薬剤をがん細胞に届け、局所的に壊す治療。