用語集
気体を作動流体として、圧縮・加熱・膨張・排熱の四つの過程で仕事を取り出す熱力学サイクルである。ガスタービンや航空エンジンの基本サイクルであり、蒸気系の設備を必要としない点がランキンサイクルとの構成上の違いとなる。超臨界CO2を作動流体とする閉ループ型の発電サイクルとしても開発が進む。
脳や神経系の電気活動を計測し、機械を動かす制御信号へ変換する装置の総称。FDAは埋込型BCIを、麻痺または切断のある患者の失われた運動機能・感覚機能を回復させるために中枢神経系または末梢神経系とインタフェースする神経補綴と定義し、治験機器適用免除の枠組みで臨床試験に入る経路を示している。
胴体と主翼の境目をなくし、機体全体を一つの揚力面として扱う航空機の形態である。NASAはX-48の資料で、従来型の航空機と全翼機の中間であり、全翼機と三角形の胴体を組み合わせた形と説明する。抗力と重量を減らせるため、従来型の機体に比べて最大30%燃費が良くなるとされる。X-48Cでは翼端の位置を変え後部を延長して騒音を遮蔽する形態が試験された。
生命を脅かす疾患や不可逆的に重篤化する状態に対して、より効果的な治療または診断を提供する医療機器および機器主導のコンビネーション製品を対象に、開発・評価・審査を早めて患者と医療提供者が適時に利用できるようにする米国FDAの任意プログラムである。指定の第一の要件は上記の「より効果的な治療または診断」であり、第二の要件として、画期的な技術であること、承認済みまたはクリアランス済みの代替手段が存在しないこと、既存の代替手段に対する有意な優位性があること、機器が利用可能であることが患者の最善の利益に資することのいずれかを満たす必要がある。指定は販売承認そのものではなく、PMA・510(k)・De Novo の各経路と併せて用いられる。
取引の記録をまとめたブロックを、暗号技術で連鎖させ、ネットワークの参加者が分散して保持する台帳技術。
アート作品の来歴を、ブロックチェーンで証明する仕組み。
ゲーム内の資産をブロックチェーンで管理するゲーム。
中央の管理者に依存せず、個人が自分の識別子と証明書を保有・管理する仕組み。W3Cが標準化している。
太陽光や蓄電池など、需要地の近くに分散して置く発電・蓄電設備。
配電系統の末端に分散して設置される小規模な発電・蓄電・需要側資源の総称である。屋根置き太陽光発電、蓄電池、電気自動車、需要応答に対応する機器、スマートメーターなどを含み、個別かつ集合的に制御することで配電系統の運用や柔軟性の確保に活用される。
E3ユビキチンリガーゼに結合してその基質認識を変え、本来は認識されないタンパク質を分解させる低分子。標的とE3の双方に結合する二機能性のPROTACと異なり、分子量が小さく、リガーゼ自身の構造変化を介して三者複合体を成立させる点で作用の仕方が異なる。
1本の光ファイバ全長をセンサ配列として使う計測方式。パルス光のレイリー後方散乱の位相変化からひずみを検出し、戻り光が到達する時刻から位置を特定する。チャネル間隔は2メートル程度、計測距離は最大171キロメートルに達し、地震観測や設備監視に用いられる。
外部資金に頼らず、自己資金と事業収益で運営すること。
日本産業規格(JIS Q 15001)に基づき、個人情報の取扱いを適切に行っている事業者を認定する制度。JIPDECが運営している。
東京証券取引所の市場区分。プライムはグローバルな投資家との対話を中心とする大企業向け、スタンダードは公開された市場での安定性を求める企業向け。
通信装置のポートに抜き差しできる形状で標準化された、電気信号と光信号を相互変換するモジュールである。複数社が参加するMSAが機械寸法・電気インタフェース・伝送速度を規定することで、装置ベンダとモジュールベンダの分離とマルチベンダ調達を可能にし、世代ごとにレーン速度が引き上げられてきた。
肉や魚、乳製品などの代わりに、植物由来の原料でつくる食品。
植物由来の原料を中心にした、たんぱく質の食品。
大規模言語モデルの推論を、入力を一括処理するプリフィル段階と、トークンを逐次生成するデコード段階に分け、別々の計算資源へ割り当てる方式である。両段階の相互干渉を取り除き、並列化戦略と資源配分を段階ごとに独立して最適化できる点に狙いがある。
患者個々の腫瘍がもつ分子的特徴に基づいて診断法と治療薬を選択するがん医療の実践を指す。遺伝子変異などの分子異常を手がかりに腫瘍を分子サブタイプへ分割し、それぞれの生物学的機序を標的とする薬剤を割り当てることで、正常細胞への影響を抑えることを目指す。
シードとシリーズAの間に行われる資金調達ラウンド。
同じラウンドで、追加の調達を行うこと。
シリーズAとシリーズBの間に行う調達。
創業直後でプロダクトや売上がほぼない段階に、創業者の個人資金やエンジェル、少額のファンドから行う最初期の資金調達。試作や仮説検証にあてる。
新たな出資を受ける前の企業価値(株式価値)の評価額。新株の発行価格は、プレマネー評価額を発行済株式数で割って求める。
薬機法上、単体のプログラムそのものが医療機器として規制される区分。医薬品医療機器等法の平成25年改正で導入された。厚生労働省は該当性を判断するためのガイドラインを令和3年3月31日に策定し令和5年3月31日に一部改正しており、判断事例と事例データベースも公開している。
ソフトウェア自体が医療機器となるもの。
特定の事業から生まれる収益を返済の原資とする融資。
製造・物流の工程を、仮想的に再現して検証するツール。
製品の戦略、優先順位、開発の方向性を決め、顧客価値と事業成果の両立に責任を持つ職種。