用語集

地域サービスマッチング Local service matching

地域の事業者と、利用者を依頼ごとにつなぐサービス。

CHERIアーキテクチャ CHERI Capability Hardware Enhanced RISC Instructions
半導体

ポインタをケイパビリティとして扱い、ハードウェアで保護する命令セットアーキテクチャの拡張である。ケンブリッジ大学の解説によれば、CHERIはCapability Hardware Enhanced RISC Instructionsの略で、ハイブリッド型のケイパビリティシステムモデルを実装する。ケイパビリティは仮想アドレスに加えて境界や権限といったメタデータを保持し、ポインタ自体を保護する1ビットのタグを伴う。これによりポインタの生成と使用が制御され、改変できないことと権限委譲の正当性が担保される。

地下水浄化 Groundwater remediation
環境・気候

汚染された地下水から有害物質を除去、分解、封じ込める一連の技術。地中で処理する原位置(in situ)技術と、揚水・掘削して地上で処理する ex situ 技術に大別される。米国EPAはCLU-INで技術ごとの原理、期間、留意点を整理している。

蓄熱 TES Thermal Energy Storage
エネルギー・蓄電

蓄熱媒体を加熱または冷却して熱エネルギーを貯め、後から冷暖房や発電に使う技術。顕熱、潜熱、熱化学の3方式がある。

治験機器適用免除 IDE Investigational Device Exemption
ヘルスケアデバイス

米国FDAの制度で、市販承認前の医療機器を臨床試験に用いて安全性・有効性データを収集することを認めるものである。得られたデータは市販前承認(PMA)や市販前届出(510(k))の申請根拠となる。重大なリスクを伴う機器を用いる試験では、治験審査委員会の承認に加えFDAによる承認が必要となる。

治験DX Clinical trial digital transformation

治験・臨床研究の手続きをデジタル化すること。

知識蒸留 Knowledge Distillation
AI基盤

大きなモデルやモデルの集合が持つ知識を、小さな1つのモデルに移す学習手法。正解ラベルではなく、教師モデルが出力するクラス全体の確率分布を目標として生徒モデルを学習させる。推論コストを下げながら性能を保つ手段として、実運用するモデルの小型化に使われる。

地質学的水素 Geologic Hydrogen
エネルギー・蓄電

地下に天然に存在する水素ガス。米地質調査所(USGS)は「地球の地表下に自然に見つかる水素ガス」と定義している。工業的に製造する水素と異なり、従来の石油資源と同じように地中の岩石によって生成され、岩石中に貯留される。

地中レーダ GPR Ground Penetrating Radar
センシング・光学

米国環境保護庁(EPA)は、選択した中心周波数の電波パルスを地中へ送信して地下を調べる物理探査手法と説明する。送信機と受信機を一定の間隔で組にして用い、25〜1,500MHzの周波数が使われる。電磁的性質が十分に異なる境界で一部のエネルギーが反射し、残りは伝搬を続ける。多くの地下環境では誘電率の差が反射の主因であり、誘電率は含水率に強く左右される。信号減衰は導電率が支配するため、導電率の低い材料ほど適用に向く。

知的財産権 IP Intellectual Property
リーガル・行政テック

特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権など、人の知的な創作や営業上の標識に与えられる権利の総称。

地熱エネルギー Geothermal Energy
エネルギー・蓄電

地球が持つ熱に由来するエネルギーである。米エネルギー省は、地熱資源を、地下のさまざまな温度と深さに天然または人工に存在する熱水の貯留層と説明する。数フィートから数マイルの井戸を掘って蒸気や高温水を地表へ取り出し、発電、冷暖房、直接利用にあてる。発電では高温岩体と流体、そして流体が岩の間を動ける透水性が揃う場所で、天然または人工の透水性と亀裂を通して流体が熱を受け取り、井戸で汲み上げた熱を蒸気に変えてタービンを回す。

チャットコマース Chat commerce

チャットで会話しながら、商品を購入する仕組み。

チャーンレート(解約率) Churn Rate
SaaS・業務効率化

一定期間に解約した顧客(または契約金額)の割合。顧客数ベースの「ロゴチャーン」と、金額ベースの「収益チャーン」がある。

中軌道 MEO Medium Earth Orbit
宇宙

低軌道と静止軌道の間に位置する地球周回軌道の総称で、通常はヴァン・アレン帯より上に取られる。一機あたりの地表可視範囲が広く全球被覆に必要な機数が少ない一方、放射線環境が厳しい。測位衛星が代表的な利用者で、近年は通信コンステレーションの配置先としても使われる。

中空コアファイバ HCF Hollow-Core Fibre
通信・ネットワーク

コアのガラスを気体または真空に置き換えた光ファイバである。英サウサンプトン大学光電子研究センター(ORC)は、微細構造ファイバの一種として、精密な微細構造クラッドに囲まれた中空のコアに光を導くものと説明し、導波機構によって反共振型とフォトニックバンドギャップ型に大別する。同センターは、中空コアでは光の速度が速く情報の遅延が小さいこと、また従来の全ガラス製ファイバより低損失かつ大容量となりうることを利点として挙げ、データセンター、5G移動通信、自動運転車にとって重要な特性だとしている。

駐車場マッチング Parking lot matching

駐車場の貸し手と借り手を、つなぐサービス。

中小機構(SMRJ) SMRJ Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation

中小企業の支援を担う独立行政法人。創業、経営、資金の支援、インキュベーション施設の運営、ファンドへの出資などを実施している。

中性原子量子コンピュータ Neutral-atom quantum computing
量子

レーザーで作る光ピンセットの配列に中性原子を一つずつ捕捉し、量子ビットとして使う方式。リュードベリ状態の強い相互作用(リュードベリブロッケード)でもつれを生成する。配列の形状はホログラフィック手法で任意に設計でき、ゲート回路によるデジタル方式とハミルトニアンを設計するアナログ方式の双方で計算できる。

中性子線育種 Neutron beam breeding

中性子線を照射して突然変異を起こし、新しい品種を作る育種。

鳥瞰図(BEV)認識 BEV Bird's-Eye-View Perception
モビリティ

複数のカメラやセンサから得た観測を、車両を真上から見下ろす統一座標系の表現に変換したうえで、三次元物体検出や地図セグメンテーションを行う自動運転向けの知覚手法である。センサごとの視点差を吸収でき、経路計画や地図と座標系を共有できるため、認識結果をそのまま下流モジュールへ渡せる。

超高信頼・低遅延通信 URLLC Ultra-Reliable and Low Latency Communications
通信・ネットワーク

IMT-2020 で定義された利用シナリオの1つで、遅延と信頼性に厳しい要件を課す通信区分。ITU-R 報告 M.2410-0 は、ユーザプレーン遅延1ミリ秒、および32バイトのレイヤ2 PDU を1ミリ秒以内に伝送できる成功確率1-10⁻⁵を最小要件として規定している。

聴診DX Auscultation DX

聴診の音をデジタルで記録・共有し、診療や教育に活用すること。

長時間エネルギー貯蔵 LDES Long-duration energy storage
エネルギー・蓄電

長時間にわたって放電を続けられる蓄電技術の総称。米国エネルギー省は10時間以上にわたり電力を供給できる貯蔵システムと定義し、数時間規模のリチウムイオン蓄電池とは別の支援区分を設けている。出力部分と貯蔵部分を分離できる構成ほど、放電時間を延ばす際の限界費用が小さくなる。

調達・購買DX Procurement DX

見積、発注、購買の業務をデジタル化して効率化すること。

超伝導ナノワイヤ単一光子検出器 SNSPD Superconducting Nanowire Single-Photon Detector
センシング・光学

超伝導体の細線を臨界温度のわずかに下に保ち、光子1個の吸収によって局所的に超伝導が破れることを電圧パルスとして読み出す検出器である。米国国立標準技術研究所(NIST)は、最も高感度な単一光子検出器は超伝導体を用いると説明し、細線を絶対零度より1〜2度高い温度に保ちながら、超伝導を保てる最大電流をわずかに下回る電流を流すとしている。光子を吸収した箇所が発熱して抵抗が生じ、測定可能な電圧パルスが現れる。

超伝導量子ビット Superconducting qubit
量子

ジョセフソン接合を非線形インダクタとして用い、エネルギー準位を不均一にした超伝導回路の量子ビット。広く使われるトランズモン型は接合を大きな容量で分流して電荷雑音への感度を下げた構成で、周波数5GHz程度に設計され、希釈冷凍機の20mK程度の環境でマイクロ波により制御・読み出しされる。

腸内細菌叢移植 FMT Fecal Microbiota Transplantation
バイオ・創薬

腸内細菌叢移植(FMT)は、健康なドナーの便に由来する微生物を患者に投与し、再発性クロストリジオイデス・ディフィシル感染症の再発を防ぐ治療である。ドナーは問診や血液・便の検査で選別される。米国では便由来の製品が生物学的製剤として審査され、承認されている。

腸内細菌叢を活用した養殖 Gut microbiota-based aquaculture

魚の腸内の細菌のバランスを整え、成長や健康を高める養殖技術。

潮流発電 Tidal Stream Energy
エネルギー・蓄電

潮汐によって生じる海水の流れの運動エネルギーを取り出して発電する方式。European Marine Energy Centre の解説によれば、潮流発電装置は水中に沈めた風車におおむね相当し、水の密度が高いためブレードは小さく回転も遅いまま相応の出力が得られる。同センターは潮流エネルギー変換装置を水平軸タービン、垂直軸タービン、振動水中翼など6つの型に整理している。

超臨界流体 Supercritical Fluid
素材・化学

臨界圧力と臨界温度をともに超えた状態にある化合物・混合物・元素を指す。IUPACのGold Bookはこの状態を超臨界流体と定義している。臨界点は物質ごとに定まるため、どの温度・圧力から超臨界状態になるかは物質によって異なる。